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J-GLOBAL ID：202002256579924842   整理番号：20A2285211

松果体神経ステロイド:生合成と生理機能【JST・京大機械翻訳】

Pineal Neurosteroids: Biosynthesis and Physiological Functions

著者 (2件)： Haraguchi Shogo (Department of Biochemistry, Showa University School of Medicine, Tokyo, Japan) ,  Tsutsui Kazuyoshi (Graduate School of Integrated Sciences for Life, Hiroshima University, Hiroshima, Japan)
資料名： Frontiers in Endocrinology (Web)  (Frontiers in Endocrinology (Web))
巻： 11  ページ： 549  発行年： 2020年 
JST資料番号： U7068A  ISSN： 1664-2392  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 副腎,生殖腺,および胎盤と同様に,脊椎動物の脳は種々のステロイドを産生し,それは「神経ステロイド」として知られている。神経ステロイドは主に海馬,視床下部および小脳で合成される;しかし,鳥類において,脳における感光性領域である松果腺は,他の脳領域より多くの神経ステロイドを産生することが最近発見された。分子および生化学技術を用いた一連の実験は,松果腺がコレステロールからde novoの性ステロイドを含む種々の神経ステロイドを産生することを見出した。例えば,アロプレグナノロンと7α-ヒドロキシプレグネノロンは,他の脳領域とは異なり,松果腺で活発に産生される。移動の上方制御因子である松果7α-ヒドロキシプレグネノロンは,鳥類における光刺激に応答して自発運動を促進する。さらに,松果体アロプレグナノロンは小脳のプルキンエ細胞に作用し,幼鳥の発育中の小脳内のニューロンアポトーシスを防止する。さらに,夜間時間における光への曝露は,初期孵化後寿命における松果体アロプレグナノロン合成の日変化の損失を引き起こし,最終的に幼鳥における小脳プルキンエ細胞死をもたらす。これらの新しい知見に照らして,本レビューは松果神経ステロイドの生合成と生理学的機能を要約した。現代社会における個人の概日リズムが人工光曝露によって常に中断されることを考えると,優れたモデル日周動物である鳥類におけるこれらの知見は,ヒトの精神衛生および脳発達に関する問題に対処する直接的な意味合いを有する可能性がある。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *生合成 ,  視床下部 ,  小脳 ,  胎盤 ,  ヒト ,  副腎 ,  海馬 ,  日周期 ,  生殖腺 ,  精神衛生 ,  Purkinje細胞 ,  自発運動 ,  ステロール ,  脂環式アルコール ,  ケトン ,  ステロイド ,  第二アルコール
準シソーラス用語： *神経ステロイド , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： アロプレグナノロン ,  7α-ヒドロキシプレグネノロン ,  神経ステロイド ,  松果腺 ,  小脳 ,  光

分類 (1件)： その他の脊椎動物ホルモン  (EB08070K)

物質索引 (2件)： コレステロール ,  アロプレグナノロン

引用文献 (34件)：

• Baulieu EE. Neurosteroids: of the nervous system, by the nervous system, for the nervous system. Rec Prog Hormone Res. (1997) 52:1-32.
• Tsutsui K, Ukena K, Takase M, Kohchi C, Lea RW. Neurosteroid biosynthesis in vertebrate brains. Comp Biochem Physiol C. (1999) 124:121-9. doi: 10.1016/S0742-8413(99)00065-1
• Compagnone NA, Mellon SH. Neurosteroids: biosynthesis and function of these novel neuromodulators. Front Neuroendocrinol. (2000) 21:1-56. doi: 10.1006/frne.1999.0188
• Tsutsui K, Matsunaga M, Miyabara H, Ukena K. Neurosteroid biosynthesis in the quail brain. J Exp Zool. (2006) 305A:733-42. doi: 10.1002/jez.a.302
• Do-Rego JL, Seong JY, Burel D, Leprince J, Luu-The V, Tsutsui K. Neurosteroid biosynthesis: enzymatic pathways and neuroendocrine regulation by neurotransmitters and neuropeptides. Front Neuroendocrinol. (2009) 30:259-301. doi: 10.1016/j.yfrne.2009.05.006

タイトルに関連する用語 (4件)： 松果体 ,  神経ステロイド ,  生合成 ,  生理機能