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J-GLOBAL ID：202002259250448155   整理番号：20A2607914

浮体式洋上風力発電におけるIECの新たな損傷時復原性規定の運用について

Study for Damage Stability Operation on Floating Offshore Wind Turbines in the Revised IEC Standard

著者 (8件)： 中條俊樹 ((国研)海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所) ,  羽田絢 ((国研)海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所) ,  小森山祐輔 ((国研)海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所) ,  藤原敏文 ((国研)海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所) ,  國分健太郎 ((国研)海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所) ,  山田安平 ((国研)海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所) ,  越智宏 ((国研)海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所) ,  井上俊司 ((国研)海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所)
資料名： 日本船舶海洋工学会論文集  (Journal of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers)
巻： 31  ページ： 171-182(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： G0242B  ISSN： 1880-3717  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： FOWT(浮体式洋上風力発電)の開発がデモンストレーション段階から商用段階へ進行している。商用段階での成功のための鍵の一つは,如何に建造費を低減するかである。例えば,FOWTの狭い空間における水密な隔壁は,構造複雑性と製造の観点から原価低減の障害となっている。他方,新しいIEC TS61400-3-2標準は,ある条件の下での損傷安定性要求の不必要性を記述している。IEC TS61400-3-2に従って損傷安定性要求無しでの十分な安全性を保証するために,確率論およびFEM解析による試験方法を本論文において提案している。巡FOWT周辺での航船との衝突の確率,P1をAISデータによる使用のために推定し,船舶衝突による構造総合損失,P2を,FEM衝突解析から導出した総合損失曲線に従って示している。P1とP2の積で表される結合確率を,目標損傷確率,一年あたり10^-4と比較している。この方法についての詳細な情報と,長崎県の沖合でのFOWTについての試行解析の結果も本論文において紹介している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *浮動 ,  *風力発電 ,  損傷 ,  船舶 ,  衝突 ,  確率 ,  規則
準シソーラス用語： *浮体洋上風力発電

分類 (1件)： 風力発電  (NB03120Q)

引用文献 (30件)：

• 1) Ministry of Land, Transportation and Tourism of Japan, The Technical Standards and Safety guideline for Floating Offshore Wind Turbines, 2014. (in Japanese).
• 国土交通省海事局:浮体式洋上風力発電施設技術基準安全ガイドライン,2014.
• 2) International Electrotechnical Commission: IEC TS 61400-3-2:2019, 2019.
• 3) New Energy and Industrial Technology Development Organization: Guidebook of Bottom Fixed Offshore Wind Turbines (Final version), pp.264, 2018. (in Japanese).
• 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構:着床式洋上風力発電導入ガイドブック(最終版),pp.264,2018.

タイトルに関連する用語 (5件)： 浮体式洋上風力発電 ,  IEC ,  損傷時復原性 ,  規定 ,  運用