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J-GLOBAL ID：202002259543259546   整理番号：20A1717816

骨材の品質の影響に着目したコンクリートの乾燥収縮率の予測に関する検討

PREDICTION EQUATION FOR DRYING SHRINKAGE OF CONCRETE FOCUSED ON THE INFLUENCE OF AGGREGATE QUALITY

著者 (4件)： 山田宏 (大阪産業大学 工学部都市創造工学科) ,  片平博 (土木研究所 先端材料資源研究センター) ,  渡辺博志 (土木研究所) ,  下村匠 (長岡技術科学大学 環境・建設系)
資料名： 土木学会論文集 E2(材料・コンクリート構造)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. E2 (Materials and Concrete Structures) (Web))
巻： 76  号： 2  ページ： 109-118(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0203A  ISSN： 2185-6567  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 設計段階におけるコンクリートの乾燥収縮率は予測式によって求められることが多い.現行の土木学会の予測式には骨材の品質の影響を表す係数αが導入されており,その予測式を用いた計算値は実測値に対して概ね±50%のばらつきとされる.骨材の品質の影響を表す係数αは4~6とされているが,骨材種類などによって具体的な数値を定めるようになっていない.本研究では,JIS規格外の品質も含めた骨材を用いたコンクリートのデータを用いて,骨材の品質の影響を表す係数αについて分析した.様々な品質の骨材を用いたコンクリートの乾燥収縮率を予測可能とするため,土木学会式をモルタルと粗骨材に含まれる水分量の関数に修正するとともに,粗骨材の品質の影響を表す係数α’の算出式を提案した.(著者抄録)

シソーラス用語： *セメントコンクリート ,  *骨材 ,  *乾燥収縮 ,  調合 ,  品質水準 ,  混合比 ,  体積歪 ,  含水量 ,  性能指数 ,  近似式
準シソーラス用語： 予測式

著者キーワード (4件)： prediction equation ,  drying shrinkage strain ,  quality of aggregate ,  mix proportion

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (19件)：

• 1) 後藤幸正,藤原忠司:コンクリートの乾燥収縮に及ぼす骨材の影響,土木学会論文報告集,第286号,pp. 125-137,1979.6
• 2) 閑田徹志,百瀬晴基,今本啓一,三橋博三:レディーミクストコンクリートを対象とした乾燥収縮の調査研究およびその統計分析,日本建築学会構造系論文集,Vol. 73,No. 629,pp. 1019-1026,2008.7
• 3) 濱幸雄,渡邊詩穂子,松下文明,柴田純夫:各種骨材を用いたモルタル・コンクリートの乾燥収縮特性,コンクリートの収縮特性評価およびひび割れへの影響に関するシンポジウム,JCI-C77,pp. 25-28,2010.12
• 4) 尾口佳丈,田中泰司,下村匠:骨材の性質に着目したコンクリートの収縮の検討,コンクリート工学年次論文集,Vol. 31,No. 1,pp. 547-552,2009.7.
• 5) 田中博一,橋田浩:骨材の種類がコンクリートの乾燥収縮に及ぼす影響,コンクリート工学年次論文集,Vol. 31,No. 1,pp. 553-558,2009.7

タイトルに関連する用語 (5件)： 骨材 ,  着目 ,  コンクリート ,  乾燥収縮率 ,  予測