抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】カラギーナンによるマウス急性炎症の抗炎症作用と機構を研究する。方法:体重に従って昆明マウスをランダムに5群に分ける:正常群、モデル群、低、中、高3用量実験群、各群10匹。正常群とモデル群に0.9%NaClを胃内投与し、3つの用量実験群にそれぞれケンペロール10,20、40mg・kg-1を胃内投与し、毎日1回、7日間連続投与した。最終投与1時間後、カラギーナンで足腫脹マウスモデルを複製した。ミエロペルオキシダーゼ(MPO)活性,腫瘍壊死因子-α(TNF-α)およびインターロイキン-1β(IL-1β)を,酵素結合免疫吸着検定法(ELISA)で測定した。ペルオキシダーゼ増殖剤活性化受容体γ(PPARγ)と核因子-KBP65(NF-κBp65)の燐酸化レベルを,ウエスタンブロット法によって検出した。【結果】正常群,モデル群,低,中および高投与量群のMPOは,それぞれ(1.15±0.05),(1.90±0.35),(1.71±0.26),(1.54±0.28)および(1.22±0.31)Ug-1であった。これらの5群のTNF-αは,それぞれ(176.3±43.6),(324.9±45.8),(299.3±27.7),(273.8±27.8)および(256.3±26.1)pg・g-1であった。これらの5群のIL-1βは,それぞれ(299.3±10.7),(472.1±39.8),(414.5±26.5),(387.6±10.3)および(346.8±28.0)pg・g-1であった。PPARγ蛋白質発現は,それぞれ0.93±0.05,0.48±0.05,0.58±0.05,0.67±0.06および0.84±0.06であった。これらの5群のNF-κBp65リン酸化レベル(グレースケール)はそれぞれ0.22±0.04,1.08±0.09,0.83±0.07,0.67±0.05,0.39±0.03であった。上記指標:モデル群は正常群に比べ、統計学的有意差があり(いずれもP<0.01)、3つの用量実験群はモデル群と比較して、統計学的有意差があった(P<0.05、P<0.01)。結論:ケンペロールはカラギーナン誘導急性炎症に対して抗炎症作用があり、その機序はPPARγ/NF-κBシグナル経路と関係がある可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】