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J-GLOBAL ID：202002260838026469   整理番号：20A1232829

IoTによる実習工場における教育支援の介入タイミングの検出

Using IoT to Provide On-Time Educational Support in a Training Factory

著者 (6件)： 熊澤典良 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  福留浩太 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  児島諒昭 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  奈良大作 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  上谷俊平 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  近藤英二 (鹿児島大 大学院理工学研究科)
資料名： コンピュータ&エデュケーション  (CIEC会誌)
巻： 48  ページ： 42-46  発行年： 2020年06月01日 
JST資料番号： L4090A  ISSN： 2186-2168  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本学に配置された実習工場ではものづくりを通した教育を実施しているが,職員一人あたりの業務量の増加により学生に対する技術指導や教育支援の質の維持が難しくなってきている。職員が常時工場内の巡視を行うことは難しく,自身の業務に取り組みつつも支援を必要とする学生を把握できるシステムの開発が望まれた。この問題を解決するために,本論文では学生が支援を求める瞬間を自動的に検出し,その情報を職員のスマートウォッチに通知するシステムを開発している。職員がアドバイスを提供する瞬間はニューラルネットワークによって検出され,工作機械の電力データから判定される機械操作の習熟度に基づいて決定される。実施した実験においてニューラルネットワークによって機械操作の習熟度が低いと判定された場面は学生に対する支援・指導の必要な状況であり,本システムによって支援を必要とするタイミングを適切に検出できることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *相互接続 ,  *CAI【計算機】 ,  *CMI【計算機】 ,  *計算機利用システム ,  *製造 ,  *工場 ,  スマートフォン ,  ニューラルネットワーク ,  工作機械 ,  インターネット
準シソーラス用語： *IoT ,  *教育支援システム ,  習熟度 ,  *物作り

分類 (3件)： 計算機網  (JC03000K) ,  CAI  (JE09000G) ,  工場一般  (KB02010M)

引用文献 (6件)：

• 文部科学省, 大学設置基準 『第三十九条 2』 (昭和三十一年文部省令第二十八号), 最終改正 (平成三十年六月二十九日文部科学省令第二十二号), 1956年10月.
• 斎藤康毅, 『ゼロから作るDeep Learning』, pp.205-239, オライリー・ジャパン, 2016年.
• 熊澤典良, 奈良大作, 近藤英二, 「実験・実習工場における教育研究施設としてのIoT化への取り組み」, CIEC 2017 PC カンファレンス論文集, 2017年8月, pp.197-198.
• 野口就平, 熊澤典良, 奈良大作, 上谷俊平, 近藤英二, 「IoT実証ラボに指定された実験・実習工場における学生への教育効果」, CIEC 2018 PC カンファレンス論文集, 2018年8月, pp.223-224.
• 福井泰好, 『入門信頼性工学』, pp.17-19, 57-61, 森北出版株式会社, 2006年.

タイトルに関連する用語 (4件)： IoT ,  実習 ,  工場 ,  教育支援