抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,限られた電力のもとで動作するシステムにおいて,低消費電力の温度センサが求められている.μW未満の電力で動作する温度センサとして,異なるバイアス電圧で動作するMOSFETの温度特性差を利用したものが提案されている.しかし,安定した正確なレファレンス電圧源が必要である点が問題である.本研究では,MOSFETのしきい値電圧のばらつきを利用し,あるしきい値電圧差を持つMOSFETの組を統計的に選択する温度センサ方式を提案する.本方式はしきい値電圧差をレファレンス電圧の代わりとして利用するため,レファレンス電圧源を不要とし,低コストと低消費電力の両立を可能にする.(著者抄録)