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J-GLOBAL ID:202002261602262112   整理番号:20A2117410

広域ネットワークスキャンに基づくオープンソースハニーポットの運用実態調査

An Internet-wide View of Self-revealing Honeypots
著者 (11件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 1397-1413 (WEB ONLY)  発行年: 2020年09月15日 
JST資料番号: U0452A  ISSN: 1882-7764  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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インターネット上で発生している攻撃を観測するために,オープンソースハニーポットの研究や運用が行われている.しかし,オープンソースハニーポットの特徴は攻撃者によって検知可能であり,回避される可能性がある.本研究では,あらかじめ作成した20種類のハニーポット検知用のシグネチャを用いて,攻撃者が容易に検知可能なバナー等の応答をカスタマイズしていない14種類のオープンソースハニーポットの利用状況を調査する.そして,現状の運用者のハニーポット検知に対する問題意識を把握し,注意喚起により検知への対策を促進することを目指す.評価実験の結果,637のAS上で運用される19,208のハニーポットが容易に検知可能な状態で運用されていることが判明した.多くが研究機関のネットワークで運用されていたが,企業やクラウドでも運用されていた.そのうちのあるハニーポット群は著名なセキュリティセンタで実運用されていることが判明した.このうち,11組織のハニーポット運用者に連絡をとったが,4つの組織からしか返答が得られなかったことから,ネットワークやハニーポットの管理に十分な注意が払われていない可能性がある.加えて,ある国立研究機関のネットワークの運用者は,ハニーポット検知の問題を認識していなかった.また,いくつかのハニーポットが攻撃者によって,マルウェアの配布に悪用されている事例を発見した.検知されたハニーポットの運用者に通知を行い,シグネチャベースの検知を回避するためのカスタマイズを推奨した.同様に,ハニーポットの開発者に対しても通知を行い,本研究成果を共有した.そのうちの開発者の1人は我々の開示を考慮し,ハニーポットのリポジトリにカスタマイズの記述を追加した.このように,本研究はハニーポットの適切な運用に貢献できたと考える.(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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データ保護  ,  計算機システム運用管理  ,  計算機網 
引用文献 (67件):
  • Aguirre-Anaya, E., Gallegos-Garcia, G., Solano Luna, N. and Villa Vargas, L.A.: A New Procedure to Detect Low Interaction Honeypots, International Journal of Electrical and Computer Engineering, pp.848-857 (2014).
  • Al-Hakbani, M.M. and Dahshan, M.H.: Avoiding honeypot detection in peer-to-peer botnets, IEEE International Conference on Engineering and Technology, ICETECH’15 (2015).
  • Alexa: Alexa, available from https://www.alexa.com/.
  • Anagnostakis, K.G., Sidiroglou, S., Akritidis, P., Xinidis, K., Markatos, E. and Keromytis, A.D.: Detecting Targeted Attacks Using Shadow Honeypots, Proc. 14th USENIX Security Symposium, SSYM’05 (2005).
  • Antonakakis, M., April, T., Bailey, M., Bernhard, M., Bursztein, E., Cochran, J., Durumeric, Z., Halderman, J.A., Invernizzi, L., Kallitsis, M., et al.: Understanding the mirai botnet, USENIX Security Symposium (2017).
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タイトルに関連する用語 (4件):
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