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J-GLOBAL ID:202002262320826733   整理番号:20A2684846

九州中部の第四紀テクトニクスと2016年熊本地震 -地質-地震-測地の複眼的視点から-

The Quaternary Tectonics of Central Kyushu and the 2016 Kumamoto Earthquake: From a Multifaceted Viewpoint Combining Geology, Seismology, and Geodesy
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資料名:
巻: 129  号:ページ: 565-589(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: G0643A  ISSN: 0022-135X  CODEN: CGZAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2016年熊本地震は,沈み込むフィリピン海プレート,中央構造線,南海前弧スリバー,拡大する沖縄トラフ,移動する火山フロントなど幾つかの強制因子を含む,構造地質学的に複雑な九州中部地域で発生した。九州中部の新第三紀-第四紀テクトニクスについて,地質学,地震学および測地学的アプローチを統合することによって再考する。熊本地震の震源断層である布田川断層帯と日奈久断層帯の変形履歴も,地震の地質構造と破壊過程の関係を説明する試みの中で確立された。その結果,九州中部周辺の現在のテクトニクスは,右横ずれ断層とリフト帯(または火山群)で特徴づけられる横ずれ引張テクトニクス帯(九州中部せん断帯)として,百万年前もしくはそれより若い時期に始まったと考えられる。地殻応力場とリフト活動の時空間変動を反映して,布田川断層帯と日奈久断層帯は,新第三紀-第四紀の期間にわたって複数段階の変形を示す:布田川断層帯は正断層から右横ずれ断層運動そして日奈久断層帯は左横ずれ断層から右横ずれ断層運動。これらの九州中部における応力場と歪み場の多様な歴史が熊本地震の断層形状と破壊過程の複雑性をもたらした可能性がある。(翻訳著者抄録)
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地震の物理的性質 
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