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J-GLOBAL ID：202002263327411364   整理番号：20A1720272

界面ジャロシンスキー守谷相互作用が働く1次元強磁性細線における終端磁化の内部磁区への影響

Influence of an edge magnetization on an internal magnetic domain in one-dimensional ferromagnetic nanowires with the interfacial Dzyaloshinskii-Moriya interaction

著者 (6件)： 海谷侑希 (関西大学大学院理工学研究科) ,  本多周太 (関西大学大学院理工学研究科) ,  本多周太 (大阪大学基礎工学研究科付属スピントロニクス学術連携研究教育センター) ,  伊藤博介 (関西大学大学院理工学研究科) ,  伊藤博介 (大阪大学基礎工学研究科付属スピントロニクス学術連携研究教育センター) ,  大澤友克 (沼津工業高等専門学校電気電子工学科)
資料名： 日本磁気学会論文特集号(Web)  (Transaction of the Magnetics Society of Japan (Special Issues) (Web))
巻： 4  号： 1  ページ： 23-26(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U1184A  ISSN： 2432-0471  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 重金属上の強磁性金属では,界面ジヤロシンスキー-森谷相互作用(DMI)が発生する。重金属上に垂直に磁化されたナノワイヤでは,界面DMIを介していくつかの磁気状態が形成される。磁区構造をデバイスに作り,利用する試みが注目されている。ワイヤーの終端では,界面DMIによって磁気モーメントが傾斜している。傾斜した磁気モーメントは,ワイヤ内部の磁気モーメントに影響を与える可能性がある。本研究では,微小磁気シミュレーションを用いて,垂直磁化された一次元ワイヤの磁区の安定性と磁気モーメントのシミュレーションを行った。その結果,磁区は線材終端の傾斜磁化を介して安定化し,磁区長は線材長の減少とともに直線的に減少することがわかった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 界面 ,  *スピン-軌道相互作用 ,  *交換相互作用 ,  構造 ,  強磁性 ,  重金属 ,  垂直磁化 ,  *ナノワイヤ ,  磁気的性質 ,  状態 ,  *磁区構造 ,  成端 ,  磁気モーメント ,  計算機シミュレーション ,  磁場勾配 ,  1次元構造 ,  磁気状態 ,  マイクロマグネティックシミュレーション ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： *Dzyaloshinskii-Moriya相互作用 ,  終端 ,  微小磁気シミュレーション ,  傾斜磁場

著者キーワード (8件)： 界面DMI ,  境界条件 ,  磁区 ,  LRG方程式 ,  界面DMI ,  境界条件 ,  磁区 ,  LRG方程式

分類 (1件)： 金属の磁区及び磁化過程  (BM06112D)

引用文献 (24件)：

• 1) A. Yamaguchi, T. Ono, S. Nasu, K. Miyake, K. Mibu, and T. Shinjo: Phys. Rev. Lett., 92, 077205 (2004).
• 2) T. Ono, H. Miyajima, K. Shigeto, K. Mibu, N. Hosoito, and T. Shinjo: Science, 284, 5413 (1999).
• 3) M. Hayashi, L. Thomas, Ya B. Bazaliy, C. Rettner, R. Moriya, X. Jiang, and S. S. P. Parkin: Phys. Rev. Lett., 96, 197207 (2006).
• 4) J. C. Slonczewski: J. Magn. Magn. Mat., 159, L1 (1996).
• 5) L. Berger: Phys. Rev. B, 54, 9353 (1996).

タイトルに関連する用語 (7件)： 界面 ,  相互作用 ,  1次元 ,  磁性細線 ,  終端 ,  磁化 ,  磁区