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J-GLOBAL ID：202002263773264037   整理番号：20A2605651

ハイドロタルサイト層間への導入による銅クロロフィリンの安定化

Stabilization of Cu-Chlorophyllin by Incorporation into Hydrotalcite Interlayer

著者 (6件)： 桂尚也 (静岡大学工学部化学バイオ工学科) ,  柴田雅史 (東京工科大学応用生物学部) ,  河野芳海 (静岡大学工学部化学バイオ工学科) ,  冨田靖正 (静岡大学工学部化学バイオ工学科) ,  渡部綾 (静岡大学工学部化学バイオ工学科) ,  福原長寿 (静岡大学工学部化学バイオ工学科)
資料名： 色材協会誌  (Journal of the Japan Society of Colour Material)
巻： 93  号： 9  ページ： 280-287(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： F0174A  ISSN： 0010-180X  CODEN： SKYOAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 天然色素クロロフィルの誘導体である銅クロロフィリンの安定性を,無機層状材料の層間にインターカレーションすることで改善した。無機層状化合物としてはハイドロタルサイトを用いた。銅クロロフィリンは再構築法,およびイオン交換法によって層間に導入可能であった。層間へ色素分子がうまく挿入できる複合体の調製条件を見いだした。得られた複合体は可視光照射に対する高い耐久性を示した。銅クロロフィリンがハイドロタルサイト層間にインターカレーションされることにより,水やエタノールへの色素分子の溶出が効果的に抑制された。この複合体は安定性に優れることから,環境に優しい天然色素ベースの着色剤としての用途が見込まれる。(著者抄録)

シソーラス用語： *ハイドロタルサイト ,  *層間化合物 ,  *銅錯体 ,  イオン交換 ,  *耐光性 ,  光照射 ,  着色剤 ,  X線回折 ,  反射スペクトル ,  安定性 ,  スペクトル ,  可視光照射 ,  クロロフィリン ,  透過スペクトル
準シソーラス用語： 拡散反射スペクトル ,  光安定性

著者キーワード (10件)： 銅クロロフィリン ,  ハイドロタルサイト ,  複合化 ,  安定化 ,  インターカレーション ,  Copper chlorophyllin ,  Hydrotalcite ,  Complexation ,  Stabilization ,  Intercalation

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y)

引用文献 (30件)：

• 1)M. Roca, K. Chen, A. Pérez-Gálvez: “6-Chlorophylls” in R. Carle, R. M. Schweiggert (Eds.): “Handbook on Natural Pigments in Food and Beverages”, p.125, Woodhead Publishing (2016).
• 2)T. Tumolo, U. M. Lanfer-Marquez: Food Res. Int., 46, 451 (2012).
• 3)A. Sommer, A. Romero, G. Fetter, E. Palomares, P. Bosch: Catal. Today, 212, 186 (2013).
• 4)T. Itoh, K. Yano, Y. Inada, Y. Fukushima: J. Am. Chem. Soc., 124, 13437 (2002).
• 5)J. Bujdak, P. Komadel: J. Phys. Chem. B, 101, 9065 (1997).

タイトルに関連する用語 (4件)： ハイドロタルサイト ,  銅 ,  クロロフィリン ,  安定化