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J-GLOBAL ID：202002263894061394   整理番号：20A0022760

展着剤を加用したブプロフェジン剤のウメシロカイガラムシおよびクワシロカイガラムシに対する防除効果

Control effects of the pesticide buprofezin supplemented with paraffin on Pseudaulacaspis prunicola and Pseudaulacaspis pentagona.

著者 (4件)： 手柴真弓 (福岡県農林業総合試) ,  今村豊 (南筑後普及指導セ) ,  鍋谷佳太 (南筑後普及指導セ) ,  藤冨慎一 (南筑後普及指導セ)
資料名： 九州病害虫研究会報  (Kyushu Plant Protection Research)
巻： 65  ページ： 30-35  発行年： 2019年11月28日 
JST資料番号： S0598A  ISSN： 0385-6410  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： パラフィンを添加した農薬,ブプロフェジンの効果を,Pseudaulacaspis prunicolaとPseudaulacaspis pentagonaの成虫冬眠期の鱗に対して試験した。希釈パラフィンを添加したブプロフェジンの発芽前処理は,プラムに対するP.prunicolaの抑制において,機械油よりも効果的であった。キウイのオープンフィールド培養において,この処理はブプロフェジンのみより効果的であり,500倍希釈はP.pentagonaへの添加パラフィンの1,000倍希釈よりも効果的であった。モモについては,P.prunicolaとP.pentagonaの両方が発生すると,パラフィンを添加したブプロフェジンは,機械油を添加したものより枯れ枝に対して補償された。したがって,パラフィンを添加したブプロフェジンのこれらの発芽前処理は,P.prunicolaとP.pentagonaの両方の密度を抑制するのに有効であった。試験したどの処理も作物損傷を引き起こさなかった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *プラム ,  *マルカイガラムシ科 ,  *昆虫成長調整剤 ,  *展着剤 ,  *害虫防除 ,  パラフィンワックス ,  添加物効果 ,  発芽前処理 ,  希釈 ,  生息密度 ,  植物被害 ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族化合物 ,  ウレア化合物 ,  硫黄複素環化合物
準シソーラス用語： *ウメシロカイガラムシ ,  オープンフィールド試験 ,  *クワシロカイガラムシ ,  機械油

分類 (4件)： 果樹  (FC03042G) ,  植物の病虫害防除一般  (FC05010F) ,  害虫に対する農薬  (FB06020U) ,  化学的防除  (FC05050X)

物質索引 (1件)： ブプロフェジン

引用文献 (12件)：

• 新井朋徳 (2007) 岩手県のリンゴ園におけるナシマルカイガラムシ歩行幼虫の発生時期 1. 歩行幼虫の発生時期と有効積算温度との関係. 北日本病虫研報 58 : 170-173.
• Asai, T., O. Kajihara, M. Fukada and S. Maekawa (1985) Studies on the mode of action of Buprofezin II. Effects on reproduction of the Brown planthopper, Nilaparvata lugens Stål (Homoptera: Delphacidae). Appl. Entmol. Zool. 20: 111-117.
• 河合省三 (1980) 日本原色カイガラムシ図鑑. 全国農村教育協会 (東京). pp.455.
• 木村 学・大谷洋子・南方高志・森本涼子・藤本欣司 (2016) 和歌山県のモモ園における2種カイガラムシの発生と秋冬期防除. 関西病虫研報 58 : 83-86.
• 小澤朗人 (2010) チャ寄生クワシロカイガラムシの薬剤感受性. 応動昆 54 : 205-207.

タイトルに関連する用語 (5件)： 展着剤 ,  ブプロフェジン ,  ウメシロカイガラムシ ,  クワシロカイガラムシ ,  防除効果