抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
・Kitaev模型の研究から明らかになってきた新しい相転移現象を紹介。
・磁性体の三態変化は,高温でスピンの向きが無秩序常磁性体は気体,低温で磁気秩序により対称性が破れた状態は固体,スピン同士が強く相関し絶対零度まで磁気秩序が生じない量子スピン液体は液体に対応。
・気体-液体転移として,常磁性-Kitaev液体,常磁性-カイラルスピン液体を解説。
・気体-液体転移に加えて,固体に対応する磁気秩序への相転移を含めれば,磁気的な状態に対する,気体-液体-固体転移が完成。
・三次元カイラルスピン液体において期待されたKitaev量子スピン液体とカイラルスピン液体の間の相転移は液体-液体転移の一種。
・最近の進展は,磁場誘起量子スピン液体の可能性,反強磁性Kitaev模型,高スピンKitaev模型,新規候補物質探査,実時間ダイナミクス,乱れ効果,キャリアドーピング,薄膜ヘテロ接合を紹介。