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J-GLOBAL ID:202002265134471565   整理番号:20A0703920

東京都内に流通する野生鳥獣肉(ジビエ)の細菌学的調査(平成28年度~平成29年度)

Surveys of Bacterial Contamination in Deer and Boar Meats Marketed in Tokyo (April 2016-March 2018)
著者 (13件):
資料名:
号: 70  ページ: 109-113  発行年: 2020年03月 
JST資料番号: G0682A  ISSN: 1348-9046  CODEN: TKAKC7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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平成28,29年度に東京都内で流通したシカ肉およびイノシシ肉の細菌学的検査を行った.その結果,一般生菌数の中央値はシカ肉6.4×102cfu/g,イノシシ肉8.5×103cfu/gであった.大腸菌群が検出された検体はシカ肉15.0%(6/40),イノシシ肉28.6%(8/28),大腸菌が検出された検体はシカ肉47.5%(19/40),イノシシ肉64.3%(18/28)であった.自治体による野生鳥獣処理の登録施設および自治体が設置した野生鳥獣処理施設(合わせて「登録等のある施設」)と,登録等のない施設で比較した結果,登録等のある施設では有意に一般生菌数が少なかった.大腸菌群は登録等のある施設では検出されず,登録等のない施設でシカ肉33.3%(6/18),イノシシ肉36.4%(8/22)から検出された.また,大腸菌の検出率は,登録等のある施設でシカ肉45.5%(10/22),イノシシ肉0%(0/6),登録等のない施設でシカ肉50.0%(9/18),イノシシ肉81.1%(18/22)であったが,食中毒起因菌である腸管出血性大腸菌,サルモネラ,カンピロバクター,リステリア・モノサイトゲネス,病原エルシニアは検出されなかった.本調査により,登録等のある施設において処理されたシカ肉やイノシシ肉は,登録等のない施設よりも一般生菌数や大腸菌等の検出率が低いことが明らかとなった.(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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食品の汚染  ,  食品の検査・取締り  ,  その他の汚染原因物質  ,  生肉の品質と処理 
引用文献 (14件):
  • 森田幸雄:日食微誌,35,105-111,2018.
  • 安藤匡子:野生シカ・イノシシにおける細菌汚染の実態調査.厚生労働科学研究費補助金(食品の安全確保推進研究事業)「野生鳥獣由来食肉の安全性確保に関する研究(研究代表者:高井伸二)」平成28年度総括研究報告書,50-57,2017.
  • Nagayasu, E., Yoshida, A., Hombu, A., et al.:Intern. Med., 54,179-186,2015.
  • 厚生労働省医薬食品局食品安全部長:食安発1114第1号,野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)について(通知),平成26年11月14日.
  • 厚生労働省医薬・生活衛生局食品監視安全課長:薬生食監1005第3号,野生鳥獣肉の衛生管理等に関する実態調査結果について(通知),平成29年10月5日.
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