文献
J-GLOBAL ID:202002265287981510   整理番号:20A2359322

薩摩半島南部海岸沿いに点在する阿多火砕流堆積物の粗粒岩相の岩相記載と定置温度の推定

Facies description and estimation of depositional temperature of the lithic-rich type of Ata Ignimbrite, scattered along the south coast of Satsuma peninsula, southwest Japan
著者 (5件):
資料名:
号: 10  ページ: 21-32  発行年: 2020年10月01日 
JST資料番号: F1354A  ISSN: 2186-4217  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
薩摩半島南部の海岸沿いに,阿多火砕流堆積物の粗粒岩相が分布する.この粗粒岩相は他地域に露出する阿多火砕流堆積物と比べ粗粒な岩片に富み,石質岩片に富む部分では非溶結を呈し,本質岩片に富む部分では溶結している.粗粒岩相をもたらした火砕流の流動堆積機構に制約を与えるために,地質調査を行い粗粒岩相の岩相や分布を把握した.その結果,粗粒岩相は岩相1~3に細分され,それらは上下方向に漸移的に重なっており,粗粒岩相が一連の噴火で形成されたことを示唆する.岩相2は基底部以外の層準にも見られ,層厚が側方変化するため,岩相2をもたらしたフローユニットは火砕流内部にレンズ状に存在したことを窺わせる.含まれる岩片の残留磁化測定から粗粒岩相の定置温度は,590°C以上の高温定置であったと推定された.この結果と岩相2の産状から,石質岩片までも高温定置させるほどの熱の保持に,高密度な火砕流内部が寄与したと結論された.(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
火山地質学一般  ,  古地磁気・岩石磁気 
引用文献 (36件):
もっと見る

前のページに戻る