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J-GLOBAL ID:202002266546821307   整理番号:20A0629130

PNC-1膵臓癌細胞におけるBAX/Bcl-2比とカスパーゼ-3の発現増加を通してアポトーシスを誘発する苦味のあるエタノール抽出物【JST・京大機械翻訳】

Bitter apricot ethanolic extract induces apoptosis through increasing expression of Bax/Bcl-2 ratio and caspase-3 in PANC-1 pancreatic cancer cells
著者 (9件):
資料名:
巻: 47  号:ページ: 1895-1904  発行年: 2020年 
JST資料番号: W4741A  ISSN: 1573-4978  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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膵臓癌は,癌死の第4の一般的原因である。手術と化学療法は,膵臓癌患者のための一般的治療戦略である。しかしながら,応答率は,進行段階で20%未満である。近年,天然物に対する関心が高まっている。苦いアンズ種子は,抗腫瘍活性を含む多くの薬理学的性質を有し,苦いアンズ種子からのアミグダリンはアポトーシスを誘導することができる。本研究では,ヒト膵臓癌PANC-1と正常上皮293/KDR細胞に対する苦味アンズエタノール抽出物(BAEE)とアミグダリンの細胞/遺伝毒性効果を調べた。BAEEは,構造の確認のために高速液体クロマトグラフィーを用いて評価した。PANC-1および293/KDR細胞に及ぼすBAEEおよびアミグダリンの生物学的影響を,MTTアッセイ,DAPI染色,アネキシンV/PIおよびリアルタイムqPCR分析によって評価した。BAEEおよびアミグダリンは用量および時間依存的に癌細胞増殖を阻害した。DAPI染色およびフローサイトメトリー分析により,それぞれ初期および後期アポトーシス細胞の断片化された核および増加した数が明らかになった。また,Bax/Bcl-2比の増加およびカスパーゼ-3のアップレギュレーションは,PANC-1細胞におけるアポトーシスの発生をさらに確認したが,非癌性293/KDR細胞では確認しなかった。これらの結果は,BAEEがミトコンドリア依存性経路を通して癌細胞におけるアポトーシス誘導を仲介できることを示す。これらの知見は,BAEEが293/KDR細胞に有意な影響を及ぼすことなく,ヒト膵臓癌細胞に対する強力なプロアポトーシス因子として機能することを示唆する。しかし,BAEEの強力な抗癌成分はさらに同定されなければならない。さらに,in vivo研究は,抗腫瘍薬としての苦いアンズのエタノール抽出物の臨床価値を確認するために必要である。Copyright Springer Nature B.V. 2020 Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究  ,  生薬の薬理の基礎研究  ,  腫ようの実験的治療  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

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