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J-GLOBAL ID：202002267387953752   整理番号：20A1701015

表面波を利用したコンクリートへのひび割れ注入材の充填評価に関する基礎的検討

Evaluation method for filling condition of crack injection material in concrete using surface-wave

著者 (3件)： 奥出信博 (東海技術セ) ,  山本貴士 (京大 大学院工学研究科) ,  塩谷智基 (京大 大学院工学研究科)
資料名： アコースティック・エミッション総合コンファレンス論文集
巻： 22nd  ページ： 103-106  発行年： 2019年10月23日 
JST資料番号： S0968A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ひび割れ注入工法は,コンクリートのひび割れに注入材を充填することにより,劣化因子の遮断や,躯体の一体性を確保するために用いられる一般的な補修工法である.しかし,注入材が適切に充填されたことを確認するための検査手法は未だ確立していない.本研究では,表面波を利用して注入材の充填深さを定量的に評価する非破壊手法について検討した.ひび割れを模擬したスリットを有するコンクリート供試体を作製し,表面波の振幅の減衰挙動に着目した基礎的な実験を試みた.その結果,表面波がスリットを通過する際の振幅の減衰率は,表面波の振幅分布関数を用いて良好に説明できることを示すとともに,注入材が充填されたケースにおいても,同じく振幅分布関数を用いることで,注入材の充填深さを定量的に評価できる可能性を見出した.(著者抄録)

シソーラス用語： *コンクリート ,  コンクリート構造物 ,  *亀裂 ,  *注入材 ,  補強工事 ,  *エポキシ樹脂 ,  *表面波 ,  周波数依存性 ,  分布関数 ,  *充填 ,  深さ ,  *定量分析 ,  減衰
準シソーラス用語： 振幅減衰

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  建設材料試験  (RA06020D)

引用文献 (3件)：

• 奥出信博・塩谷智基: 表面波を利用したコンクリートのひび割れ注入材の充填評価(in press), コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集 19巻
• Hwa Kian Chai, Shohei Momoki, Dimitrios G. Aggelis, and Tomoki Shiotani : Characterization of Deep Surface-Opening Cracks in Concrete: Feasibility of Impact-Generated Rayleigh-Waves, ACI Materials Journal, pp.305-311, 2010.
• (社)日本音響材料協会 編: 騒音・振動対策ハンドブック, 技報堂出版, pp.414-418, 1982.

タイトルに関連する用語 (6件)： 表面波 ,  コンクリート ,  ひび割れ ,  注入材 ,  評価 ,  基礎的検討