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J-GLOBAL ID:202002268957300028   整理番号:20A0279068

インターロイキン10は,液相エンドサイトーシスを刺激することによりHDLおよびLDLのマクロファージ取り込みを促進する【JST・京大機械翻訳】

Interleukin 10 promotes macrophage uptake of HDL and LDL by stimulating fluid-phase endocytosis
著者 (8件):
資料名:
巻: 1865  号:ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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インターロイキン-10(IL-10)の高度に上昇した血漿レベルは,通常,「消失するHDL症候群」と低い血漿LDL-コレステロールと関連するが,基礎となる機構はほとんど理解されていない。アクチン動力学に高度に依存するプロセスである流体相エンドサイトーシスは,細胞を比較的大量の細胞外液と溶質を内部化することを可能にする。IL-10がマクロファージにおける液相エンドサイトーシスによりリポ蛋白質取り込みを誘導するかどうかを検討した。マクロファージ(RAW264.7,クッパーおよびヒト)を,7日間,賦形剤(PBS)またはIL-10(20ng/ml)とインキュベートした。HDL,LDLおよび/または流体相エンドサイトーシスプローブ(アルブミン-Alexa680,70kDa FITC-デキストランおよびLuciferイエロー,LY)の取り込みをFACSにより評価した。細胞内コフィリンとリン酸化コフィリン(p-コフィリン)レベルを免疫ブロッティングにより測定した。リポ蛋白質とプローブのマクロファージ取り込みは非可飽和で,IL-10培養後に増加した(p<0.0001)。さらに,流体-相エンドサイトーシス阻害剤(LY294002,Latrunculin A,およびAmiloride)とのプレインキュベーションは,取り込みを有意に減少させた(p<0.05)。IL-10はコフィリン/p-コフィリン比(p=0.021)を増加させ,コフィリン活性化の増加,したがって糸状アクチンを増加させた。一貫して,ファロイジン染色はIL-10処理後のマクロファージにおける糸状アクチンの増加を明らかにした(p=0.0018)。最後に,RNA-seq分析により,IL-10処理マクロファージにおけるアクチンフィラメント動力学,膜ルフ形成及びエンドサイトーシスに関連する遺伝子セットの濃縮を示した(p<0.05)。IL-10はLdlr,Vldlr,Scb1,Cd36またはLrp1のmRNAレベルを変化させなかった。初代ヒト単球由来マクロファージおよびマウスクッパー細胞において,IL-10インキュベーションもリポ蛋白質,アルブミンおよびLYの取り込みを増加させた(p<0.01)。インターロイキン-10はマクロファージにおけるアクチン-フィラメント再配列を増加させることにより,流体-相エンドサイトーシスによるHDLとLDLの取り込みを誘導し,その結果,「消失するHDL症候群」に寄与する妥当な機構を提供する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  生物学的機能 

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