抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
有機LEDを代表とする有機半導体素子の動作過程においては,電流や発光の主役となるキャリヤや励起子のみならず,電子正孔対が中間状態として発生すると想定される.しかし,電子正孔対を観測する技術が確立されてこなかったこともあり,その振る舞いを追跡する研究は進展してこなかった.本稿では,電流や発光計測を介した電子スピン共鳴(ESR)測定が電子・正孔対の選択的プローブに有効であることを示す.これらの技術は,動作状態からの非破壊計測を可能とし,素子の動作過程に関する新たな情報を提供するものと期待される.(著者抄録)