抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,日本のオープンガーデンの歴史を紐解くために,web検索によって,オープンガーデンの情報を網羅的に収集することを目的とし,その中から,公開開始年と庭数の関連や,主催者とwebでの情報掲載状況の関連をエリア別に検討したものである。その結果,日本のオープンガーデンブームは2000年頃に起こり,活動が全国へと広がったが,開始年の早さは,公開規模(庭数)や開催地域とは結びついておらず,むしろ近隣のオープンガーデンと協力しあったエリアで,意識が高まり公開規模が大きくなっているという特徴を見出した。また,開始年が早いオープンガーデンは,webサイトからの情報入手が容易で,更新率も高くなっているなど,発信情報が整備され,その中でも主催者が市の振興課やオープンガーデン専用団体の場合は,web上からマップが入手しやすいこともわかった。市町村などの行政が主催に関連していると,「観光」「町おこし」といったキーワードが同時にヒットしていたことから,オープンガーデンが市町村の「観光」「町おこし」と結びついた発展を遂げている可能性が示唆された。(著者抄録)