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J-GLOBAL ID：202002269995353953   整理番号：20A1192519

大量の物資を静止軌道に輸送するために必要な技術 -電気推進機による軌道間輸送のメリットとコスト推定-

Required Technology for Large Mass Transportation to GEO: Merit and Cost Assessment of Orbital Transportation Using Electric Propulsion

著者 (1件)： 中野正勝 (東京都立産業技術高等専門学校)
資料名： 宇宙太陽発電(Web)  (Space Solar Power Systems (Web))
巻： 5  ページ： 52-55(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U1445A  ISSN： 2432-1060  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： SSPSの経済的成立性を左右する要因の一つはSSPSの輸送コストである.本稿では化学推進を用いた打ち上げロケットと電気推進を用いた軌道間輸送機によりSSPSを静止軌道に輸送する場合のコストについて議論する.現状の技術レベルと航空宇宙産業における経験曲線から予測されるSSPSの輸送コストは1万トンのSSPSを10年で構築するのに約1兆円かかり,10基のSSPSを輸送することで約5000億円となる.このSSPSの輸送にはアルゴンを推進剤とした100 kW級の電気推進機の開発が不可欠である.(著者抄録)

シソーラス用語： *静止軌道 ,  *軌道間輸送機 ,  電気推進 ,  *打上ロケット ,  原価 ,  輸送費 ,  *太陽発電衛星 ,  航空宇宙工業 ,  推薬 ,  物質移動 ,  利益
準シソーラス用語： コスト ,  メリット ,  *宇宙太陽発電衛星

著者キーワード (8件)： SSPS Transportation ,  Transportation Cost ,  Orbital Transfer Vehicle ,  Electric Propulsion ,  SSPS Transportation ,  Transportation Cost ,  Orbital Transfer Vehicle ,  Electric Propulsion

分類 (3件)： 宇宙飛行体の運動・軌道  (QK02060W) ,  ロケット・ミサイルの運動・軌道  (QK02050L) ,  宇宙飛行体  (QK08000Y)

引用文献 (4件)：

• 1) Glaser, P., E.: Power from the Sun: Its Future, Science, 162 (1968) Issue 3856, pp.857-861.
• 2) 中野正勝: 大出力電気推進を用いた宇宙太陽発電衛星の輸送コスト評価, 宇宙太陽発電 1 (2016), pp. 74-79.
• 3) 斉藤由佳, 長山博幸, 松岡巌他: JAXA SSPSコストモデルによる宇宙太陽光利用システムの経済性評価, 第49回宇宙科学技術連合講演会講演集, 1D06, 49 (2005), pp.213-217.
• 4) 船木一幸, 中野正勝, 小紫公也他: 電気推進を用いた軌道間輸送機に関する議論, 宇宙太陽発電 5 (2020), pp. 1-2.

タイトルに関連する用語 (6件)： 静止軌道 ,  輸送 ,  電気推進 ,  軌道 ,  メリット ,  推定