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J-GLOBAL ID：202002271140126820   整理番号：20A1256109

高脂肪食マウスにおける肥満および腸内細菌叢を調節する食餌性セルロースナノファイバー【JST・京大機械翻訳】

Dietary cellulose nanofiber modulates obesity and gut microbiota in high-fat-fed mice

著者 (2件)： Nagano Takao (Department of Food Science, Faculty of Bioresources and Environmental Sciences, Ishikawa Prefectural University, 1-308 Suematsu, Nonoichi, Ishikawa, 921-8836, Japan) ,  Yano Hiromi (Department of Health & Sports Science, Faculty of Health Science and Technology, Kawasaki University of Medical Welfare, 288 Matsushima, Kurashiki, Okayama, 719-1197, Japan)
資料名： Bioactive Carbohydrates and Dietary Fibre  (Bioactive Carbohydrates and Dietary Fibre)
巻： 22  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： W2941A  ISSN： 2212-6198  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： セルロースナノ繊維(CN)は,水中で分散し,高粘性の可溶性食物繊維(DF)に類似した高粘度の分散を生成する独特の特徴を有する。血糖コントロールに対する可溶性DFの有益な効果は粘度と関連しており,したがって,CNは肥満および関連疾患を軽減するための潜在的な選択肢となっている。ここでは,高脂肪食(HFD)給餌マウスにおける肥満および腸内微生物相に対するCN摂取の影響を検討した。CN処理マウスは,7週間飲料水を通して0.1%または0.2%CN分散を提供した。HFD給餌マウスは正常脂肪食(NFD)を給餌したマウスより体重が多かった。HFD給餌マウスにおける体重増加は,CN無処置群と比較して,0.2%CN処置群では抑制されたが,0.1%CN処置群では抑制されなかった。また,HFD給餌マウスにおける精巣上体および皮下脂肪の蓄積は,CN無処置群より0.2%CN処置群において低かった。さらに,糞便の腸内微生物相を配列細菌16SリボソームRNA遺伝子によって分析した。0.1%CNではなく0.2%CNの経口投与は,HFD給餌マウスの細菌多様性を増加させ,腸内微生物相組成の変化を誘導した。門レベルにおける主成分分析(PCA)はHFD給餌による微生物相組成の変化を示した。PC1軸のこのシフトは0.2%CN摂取により逆転した。加えて,StreptoococcaceaeとRikenellaceaeの相対存在量は減少し,一方,乳酸桿菌のそれはCNのより高い摂取量で増加した。これらの結果は,CN消費が腸内微生物相平衡の制御を介して仲介される肥満に対して阻害効果を有することを示唆する。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 粘度 ,  微生物 ,  *細菌 ,  遺伝子 ,  相組成 ,  *肥満 ,  乳酸菌 ,  飲用水 ,  腸内微生物 ,  体重増加 ,  *高脂肪食 ,  主成分分析 ,  皮下脂肪
準シソーラス用語： 摂取量 ,  細菌多様性 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： セルロースナノ繊維 ,  腸内細菌叢 ,  高脂肪食 ,  乳酸菌科 ,  肥満 ,  16SリボソームRNA遺伝子

分類 (2件)： 代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

タイトルに関連する用語 (7件)： 高脂肪食 ,  マウス ,  肥満 ,  腸内細菌叢 ,  調節 ,  食餌 ,  セルロースナノファイバー