抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地震が発生した場合,飲食店においてフライヤーから油が飛散し,周囲にあるガスこんろ等のガス機器により着火するおそれがある。特に出火危険が高い状況としては,飲食店が高層階にあることで揺れが増幅される状況や,地震動が長周期となりガス機器と接続しているマイコンメーターの感震自動停止装置が作動しない状況が挙げられる。本検証では今後発生が予想される首都直下地震の高層階における想定地震動や,感震自動停止装置が作動しない程度の長周期地震動を用い,フライヤーの油の飛散挙動について調べた。また,業務用のガスこんろに油が飛散した場合の着火危険について検証を行った。その結果,フライヤーの油槽の形状から,比較的正面付近への飛散量が多くなること,また飛散した油はガスこんろ等の炎に継続して接炎しなければ着火しないことが判明した。(著者抄録)