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J-GLOBAL ID:202002271937103435   整理番号:20A0026258

デングウイルス血清型2に対する調理および薬用キノコ抽出物の抗ウイルス活性:in vitro研究【JST・京大機械翻訳】

Anti-viral activity of culinary and medicinal mushroom extracts against dengue virus serotype 2: an in-vitro study
著者 (7件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 1-12  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7420A  ISSN: 1472-6882  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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デングは世界中で主要な公衆衛生問題になった蚊媒介ウイルス感染である。現在,デングウイルス感染に利用可能な特異的ワクチンや治療はない。in vitro抗デングウイルス血清型2(DENV-2)活性の評価のために,Lignosus rhinococcus,Pleurotus giganteus,Hericium erinaceus,Schizophyllum communisおよびGanoderma lucidiumを選択した。熱水抽出物(HAEs),エタノール抽出物(EEs),ヘキサン可溶性抽出物(HSEs),酢酸エチル可溶性抽出物(ESE)及び水溶性抽出物(ASEs)を選択したキノコから調製した。抽出物の細胞毒性効果をMTTアッセイにより評価した。抽出物の抗DENV-2活性を3つの異なるアッセイで評価した:同時,付着及び浸透アッセイをプラーク還元アッセイ及びRT-qPCRアッセイを用いて行った。ウイルス複製に及ぼす添加時間の影響を,添加アッセイの時間によって評価し,ウイルス性アッセイを行い,DENV-2に及ぼす各マッシュルーム抽出物の直接効果を評価した。グルカンの化学組成と抽出物中の蛋白質とフェノール酸含量を推定した。著者らは,L.rhinococcus,P.giganteus,H.erinaceusおよびS.communeのHAEsおよびASEsがVero細胞に対して最も毒性が低く,非常に顕著な抗DENV2活性を示すことを見出した。ASEsの50%阻害濃度(IC50)値は399.2~637.9μg/mlの範囲にあったが,HAEsについては同時処理の範囲は312.9~680.6μg/mlであった。有意な抗デング活性は,ASEs(IC50:226.3~315.4μg/ml)およびHAEs(IC50:943.1~2080.2μg/ml)の浸透分析でも検出された。同様に,ASEsおよびHAEsの同時および浸透アッセイにおいて,ENVおよびNS5遺伝子の発現レベルの著しい低下を観察した。時間添加実験は,キノコ抽出物がウイルス吸着直後に添加されたとき,抗DENV2活性の最も高いパーセントが観察されたことを示した。いずれの抽出物もウイルス効果を示さなかった。化学組成分析は,マッシュルームHAEsとASEの主要成分がグルカン(βD-グルカン)と蛋白質であることを示したが,抗デング活性とグルカンと蛋白質の濃度の間に有意な相関はなかった。これらの知見は,より少ない毒性効果を有する抗デング治療薬としてのキノコ抽出物の可能性を示した。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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植物の生化学 
引用文献 (44件):

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