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J-GLOBAL ID:202002272165901748   整理番号:20A0119790

北海道におけるホシムクドリSturnus vulgarisの飛来状況:渡島半島における初記録と近年の観察記録の増加

Records of the Common Starling Sturnus vulgaris in Hokkaido, Northern Japan
著者 (4件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 105-115  発行年: 2019年12月15日 
JST資料番号: Z0691A  ISSN: 1348-5032  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ホシムクドリSturnus vulgarisは,日本への冬の渡り鳥で,西日本で多くの飛来記録がある。北海道では,この種は迷い鳥として知られており,札幌地域での観測記録が最近増加していることがいくつかの報告で示唆されている。本研究では,この種の,これまでに記録されていなかった南北海道,渡島半島での初記録について報告した。著者らは,最初にホシムクドリが北海道で記録された1987年から2018年までに公表された北海道での本種の観測記録を収集した。これらの記録から,ホシムクドリの分布を調査し,この期間中の北海道への飛来数が増加しているかどうかを調べた。本種は,北海道で広く観察され,記録数は札幌,石狩,及びオホーツク地域で観察される頻度が高かった。観測記録数は,春(4月)と秋(10月)の両方で高く,本種が渡りの間に北海道に立ち寄っている可能性が示唆された。年間の観察記録数は,2004年から毎年記録があり,増加傾向を示していた。さらに,一回の観察当たりの記録数は近年増加しているように見えるが,年年の変動は大きかった。これらのことから,北海道を含む日本全体におけるホシムクドリの数と分布の変化に注意を払うべきであると考えられた。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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個体群生態学 
引用文献 (41件):
  • Beaman M & Madge S (1998) The handbook of bird identification for Europe and the Western Palearctic. Christopher Helm, London.
  • Brazil M (2009) Birds of East Asia: China, Taiwan, Korea, Japan, and Russia. Princeton University Press, Princeton.
  • Craig A & Feare C (2019) Common Starling (Sturnus vulgaris). In: del Hoyo J, Elliott A, Sargatal J, Christie DA & de Juana E (eds). Handbook of the birds of the world alive. Lynx Edicions, Barcelona. https://www.hbw.com/node/60851, accessed on 28 April 2019.
  • 藤川友敬・柴田春馬(2015)ホシムクドリSturnus vulgarisの知床半島における初記録.知床博物館研究報告37:33-34.
  • 藤巻裕蔵(2012)北海道鳥類目録 改訂4版.極東鳥類研究会,美唄.
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