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J-GLOBAL ID:202002273673470671   整理番号:20A0254375

アマモ(Zostera marina)床における無脊椎動物群の生物多様性と類似性に及ぼす環境勾配の影響

The effect of environmental gradient on biodiversity and similarity of invertebrate communities in eelgrass (Zostera marina) beds
著者 (7件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 61-75  発行年: 2020年 
JST資料番号: U1643A  ISSN: 1440-1703  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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環境フィルタリングと分散制限は,メタコミュニティ概念の中で重要なプロセスである。環境フィルタリングが地域のコミュニティ構造の決定に重要な役割を果たす場所では,非ランダム種のターンオーバーが起こるが,一方,分散制限は非ランダムなコロニー形成プロセスによって組織化された種集合のネスト化パターンを引き起こす。しかし,これらのプロセスの相対的重要性を変更する因子は,多くの生態系で不明のままである。異なる塩分勾配を持つ北海道の3つのラグーンにおいて,表在動物相と内生動物相のコミュニティを構築するにあたり,塩分勾配が環境フィルタリングと分散制限の相対的重要性に影響を及ぼすかどうかを試験した。具体的には,空間全体で種の多様性のパターンとアマモに関連する無脊椎動物群の類似性を比較した。β多様性(すなわち,各ラグーンにおける異なるサイト間の種のターンオーバー)は,塩分勾配を有する潟湖である厚岸湖において最も高かった。類似成分の変動分配は,群集合パターンの空間変動が厚岸湖における環境フィルタリングによって主に説明されることを示したが,明らかな塩分勾配のないラグーンである能取湖とサロマ湖では,さらに種の分散パターンとアマモのバイオマスの差および苗条密度によって説明された。冗長性解析は,群落構造における空間的変動が厚岸湖における塩分とアマモのバイオマスに関連し,また,能取湖とサロマ湖のアマモの地上部バイオマスに関連していることを示した。著者らの知見は,β多様性と群集構造に及ぼす環境不均一性の影響を強調し,環境勾配が異なるメタコミュニティ過程の相対的重要性の変化と,生息地の供給に対する基礎種の役割の変化を引き起こす重要な要因となり得ることを示している。Copyright 2020 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
異種生物間相互作用  ,  個体群生態学 

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