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J-GLOBAL ID:202002274229729437   整理番号:20A0919302

黒ボク土,ジャーガル,マサ土におけるNaClの化学的挙動が電気伝導度とトマト生育に与える影響

Chemical Behavior of NaCl added to Andosol, Jahgaru Soil, and Masa Soil in Relation to Saline Damage to Tomato
著者 (4件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 13-22  発行年: 2020年03月20日 
JST資料番号: G0627B  ISSN: 0389-1763  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では化学的特性の大きく異なる国内の3土壌(黒ボク土,ジャーガル,マサ土)に塩(NaCl)を添加したときの電気伝導度やイオン溶出の変化,さらにトマト生育や無機成分の吸収に及ぼす影響を調べた。塩添加量の増加とともに土壌懸濁液の電気伝導度(EC(1:5))と土壌飽和抽出液の電気伝導度(ECe)は直線的に増加し,高い相関関係が見られた.EC(1:5)値からECe値への変換係数は,黒ボク土が7.66,ジャーガルが7.08と同程度であったが,マサ土は18.1と高い値となり,マサ土は塩害が生じ易いことが明らかになった.SEM-EDX分析により,塩添加マサ土の土壌粒子表面のNaとCl濃度の上昇とMg濃度の減少が確認され,トマト根への影響が大きいと考えられた.マサ土では,塩分添加(EC(1:5)=0.75dS/m)により,トマト苗が枯死した.トマト生育はEC(1:5)よりもECeの基準に従って反応した.マサ土とジャーガルでは塩添加により土壌に由来するCaやMgの土壌飽和抽出液水への溶出が促進された.また,土壌飽和抽出液の無機成分の濃度や組成は,トマトが吸収した無機塩組成に大きく影響した.ジャーガルは土壌飽和抽出液のCa/Na比が高く,根のCa濃度が高かった.マサ土に比べると地上部のNa濃度が低く抑制され,CaによるNaの吸収抑制などカルシウムによる塩害緩和の可能性が示唆された.(著者抄録)
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分類 (2件):
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土壌化学  ,  野菜 

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