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J-GLOBAL ID:202002274644868840   整理番号:20A1016569

単一細胞トランスクリプトーム解析はヒト癌におけるT細胞消耗および抗PD-1応答の予測因子としてのTOXを明らかにする【JST・京大機械翻訳】

Single-cell transcriptome analysis reveals TOX as a promoting factor for T cell exhaustion and a predictor for anti-PD-1 responses in human cancer
著者 (13件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 1-16  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7320A  ISSN: 1756-994X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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T細胞は腫瘍微小環境において不均一な機能状態を示す。免疫チェックポイント阻害剤(ICI)は幹細胞様前駆細胞のみを再活性化することができ,これは消耗進行の阻害が免疫療法の有効性を改善することを示唆する。このように,T細胞消耗を促進する調節因子は,プロセスを遅らせ,ICI効果を改善するための潜在的標的として役立つ可能性がある。ヒト黒色腫および非小細胞肺癌(NSCLC)サンプルから得られた単一細胞トランスクリプトームデータを分析し,PDCD1(PD-1)レベル,すなわちPDCD1-高およびPDCD1-低細胞に基づいて腫瘍浸潤(TI)CD8+T細胞集団を分類した。さらに,腫瘍内T細胞消耗を調節する候補因子として異なる発現遺伝子を同定した。TI CD8+T細胞における免疫チェックポイント(IC)分子と候補遺伝子の共発現を,単一細胞軌跡とフローサイトメトリー分析により確認した。候補調節因子の機能喪失効果を細胞に基づくノックダウン分析により調べた。候補調節因子の臨床効果は,全体の生存と抗PD-1反応に基づいて評価した。著者らは,ヒト黒色腫およびNSCLCにおけるTI CD8+T細胞のPDCD1-高およびPDCD1-低サブセットの間の差次的に発現された遺伝子の間のT細胞消耗を制御するための多くの既知因子を検索した。TOXは両腫瘍型で予測された唯一の転写因子(TF)であった。TOXレベルはCD8+T細胞がより枯渇すると増加する傾向がある。フローサイトメトリー分析は,TOX発現と腫瘍内T細胞消耗の重症度の間の相関を明らかにした。ヒトTI CD8+T細胞におけるTOXノックダウンはPD-1,TIM-3,TIGIT及びCTLA-4のダウンレギュレーションをもたらし,TOXが癌におけるIC蛋白質のアップレギュレーションにより腫瘍内T細胞消耗を促進することを示唆した。最後に,TI T細胞におけるTOXレベルは,メラノーマおよびNSCLCにおける全体的生存および抗PD-1有効性の高い予測であることがわかった。ヒトTIリンパ球の単一細胞トランスクリプトームプロファイルを用いてT細胞消耗に関与する調節因子を予測した。TOXはIC分子のアップレギュレーションを介して腫瘍内CD8+T細胞消耗を促進した。これはTOX阻害がT細胞消耗を潜在的に妨害し,ICI効果を改善することを示唆した。さらに,TI T細胞におけるTOX発現は抗PD-1免疫療法を含む抗腫瘍治療中の患者層別化に使用できる。Copyright 2020 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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腫よう免疫  ,  腫ようの実験的治療 
引用文献 (47件):

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