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J-GLOBAL ID：202002275817232911   整理番号：20A1086235

解像度の異なるNDVI画像を用いた崩壊地面積の評価

Landslide Areas Evaluated from NDVI Images with Different Resolutions

著者 (4件)： 秋田寛己 (土木研 寒地土木研) ,  秋田寛己 (防災科学技術研) ,  水垣滋 (土木研 寒地土木研) ,  村上泰啓 (土木研 寒地土木研)
資料名： 寒地土木技術研究  (Monthly Report. Civil Engineering Research Institute for Cold Region)
号： 805  ページ： 2-11  発行年： 2020年05月10日 
JST資料番号： G0057A  ISSN： 2432-2652  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 衛星画像の解像度の違いが崩壊地面積の抽出結果に及ぼす影響を明らかにするため,NDVI値を用いた崩壊地抽出手法を構築し,2016年台風10号で斜面崩壊が多発した沙流川水系パンケヌーシ川流域を対象に,解像度の異なる2種類の衛星画像を用いて崩壊地面積を推定した。解像度10mのSentinel-2画像は,小規模な崩壊地の面積を大きく抽出する傾向があるが,大規模な崩壊地をよくとらえていた。解像度2.5mWorldView-2画像は,個々の崩壊地の面積を小さく抽出する傾向があり,大規模な崩壊地でも同様であった。流域全体の崩壊総面積は,Sentinel-2画像では写真判読結果に対して17%大きく,WorldView-2画像では過小(-51%)であったNDVI値による崩壊地抽出手法では,高解像度画像を用いた場合に崩壊地内の小規模な植生分布も判別できるため,崩壊地面積の過小評価につながった可能性がある。(著者抄録)

シソーラス用語： 正規化植生指数 ,  分解能 ,  衛星利用画像 ,  *面積 ,  台風 ,  *斜面崩壊 ,  河川 ,  北海道 ,  写真判読 ,  評価 ,  崩壊地域 ,  環境指標 ,  指数
準シソーラス用語： *NDVI ,  衛星画像 ,  *過小評価 ,  *解像度 ,  沙流川 ,  崩壊地

分類 (3件)： 一般,砂防工学  (RC12010B) ,  自然災害  (RA02030M) ,  写真測量,空中写真  (RC02040D)

引用文献 (14件)：

• ESA sentinel online (Web): https://sentinel.esa.int/web/sentinel/home (2019年7月24日確認)
• Sentinel-hub EO Browser (Web): https://apps.sentinel-hub.com/eo-browser/?lat=42.8377&lng=142.6583&zoom=12 (2019年7月24日確認)
• 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究部門:Sentinel-2衛星データを用いた水田の取水開始時期の把握手法、報告書、 p.66、2019.
• 筒井健、市川真弓、高久淳一:AW3D^®全世界デジタル3D地図提供サービスの展開-「見る3D地図」から「使える3D地図へ」-、日本リモートセンシング学会誌、36巻、5号、pp.515-522、2016.
• 水野正樹、林真一郎、清水孝一、小山内信智:衛星リモートセンシング技術の土砂災害への応用、 土木技術資料、53巻、1号、pp.16-19、2011.

タイトルに関連する用語 (5件)： 解像度 ,  NDVI ,  崩壊地 ,  面積 ,  評価