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J-GLOBAL ID：202002278614081537   整理番号：20A0601646

加工食品を対象とした遺伝子組換え食品検査法の課題と今後の展開

著者 (1件)： 中村公亮 (医薬品食品衛生研)
資料名： 明日の食品産業  (Food Industry for Tomorrow)
巻： 2020  号： 3  ページ： 29-35  発行年： 2020年03月01日 
JST資料番号： L1826A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・遺伝子組換え(GM)作物の食品への利用(GM食品)の実態と,GM食品検査法の解決すべき問題ならびにその解決策について概説。
・GM食品の実態と規制について述べた後,GM食品検査法について,加工時に受ける食品由来のDNAへの影響,加工食品の断片化したDNAをPCRの鋳型とした場合のGM食品検査への影響を,それぞれ図示し紹介。
・加工食品を対象とした場合のGM食品検査法の問題点,GM食品検査対象の加工食品群におけるGM表示の対象品目,ラダーPCR法を用いたDNA断片長の解析,加工食品のDNA断片長を紹介。
・GM食品検査対象となっている加工食品群について,食品添加物CMCによるDNAの抽出精製阻害がGM食品検査法に及ぼす影響について,DNAと類似したCMCの物理化学的性状を図示し紹介。
・食品添加物 亜硫酸塩によるDNAの断片化がGM食品検査法に及ぼす影響について,パパイヤドライフルーツ製品のGM食品検査の結果例を示し紹介。

シソーラス用語： トランスジェニック植物 ,  農作物 ,  *食品 ,  *食品検査 ,  DNA【核酸】 ,  PCR法 ,  品質表示 ,  食品添加物 ,  カルボキシメチルセルロース ,  乾燥果実 ,  パパイヤ
準シソーラス用語： ドライフルーツ ,  ラダーPCR法 ,  *遺伝子組換え食品 ,  遺伝子組換作物 ,  *加工食品 ,  食品表示 ,  阻害物質 ,  断片化DNA

分類 (2件)： 食品の検査・取締り  (FJ01054G) ,  食品の分析  (FJ01030U)

引用文献 (24件)：

• International Service for the Acquisition of Agri-biotech Applications (ISAAA), Global Status of Commercialized Biotech/GM Crops in 2018, ISAAA Brief 54
• 農林水産省、日本の食料自給率 平成30年度食料自給率について、https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/attach/pdf/012-12.pdf(最終アクセス日、2020年1月15日)
• 厚生労働省医薬・生活衛生局食品基準審査課、安全性審査の手続を経た旨の公表がなされた遺伝子組換え食品及び添加物一覧、https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000565437.pdf(最終アクセス日、2020年1月15日)
• 厚生労働省、換えDNA技術応用食品の検査方法、https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/idenshi/kensa/kensa.html (最終アクセス日、2020年1月15日)
• 消費者庁、食品表示基準について、別添遺伝子組換え食品表示関係、https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/ (最終アクセス日、2020年1月15日)

タイトルに関連する用語 (4件)： 加工食品 ,  遺伝子組換え食品 ,  検査 ,  展開