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J-GLOBAL ID：202002278831891877   整理番号：20A2212801

協創スケッチ法による協働的な創造活動生成過程の解明 -スケッチを用いた協創によって発生する現象に関する研究

Elucidating the Generation Process of Co-Creative Activities by Co-Creation Sketch Method --Study on Phenomena Generated by Co-Creation with Sketches

著者 (3件)： 福田大年 (公立はこだて未来大学大学院) ,  岡本誠 (公立はこだて未来大学) ,  刑部育子 (お茶の水女子大学)
資料名： デザイン学研究  (日本デザイン学会研究論文集)
巻： 67  号： 1  ページ： 1_11-1_18(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： X0568A  ISSN： 0910-8173  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿の目的は,参加型デザインにおいて,協創スケッチ法による協働的な創造活動の生成過程を明らかにすることである.協創スケッチ法は,創造過程をスケッチで図化することで,多様な人たちが関わりながら創造活動をする手法として開発した.これは参加者の多様な視点を活かした発想の高度化を支援する効果が期待される.筆者らは,協創スケッチ法を用いたワークショップを観察対象とし,スケッチを用いた協創現象を分析した.その結果,次のことが明らかになった.まず,参加者の創造過程が,多層的に描き加えられる状況と,多様な視点で思考できる状況がつくられていた.さらに,デザイン教育を受けていない参加者でもアイデアの拡散と修練ができていた.協創スケッチ法は,参加者が活動を相互に参照することで,クリエイタ個人の創造過程に近い状態を実現する特徴と,協創の過程を可視化することで,参加者らの相互理解の手がかりとなる特徴を有している.(著者抄録)

シソーラス用語： *創造性 ,  *創造性開発 ,  *教育 ,  助成 ,  過程 ,  プロセス解析 ,  *絵画 ,  *研究 ,  *意匠 ,  *学習 ,  グループ活動 ,  ヒューマンインタフェイス ,  *グループ学習 ,  *開発
準シソーラス用語： *創造活動 ,  *創造性教育 ,  創造性支援 ,  *協創スケッチ法 ,  創造過程 ,  過程解析 ,  スケッチ ,  デザイン研究 ,  *参加型デザイン研究

著者キーワード (6件)： Participatory Design ,  Co-Creation ,  Drawing of Creation Process ,  Participatory Design ,  Co-Creation ,  Drawing of Creation Process

分類 (2件)： 工業・技術設計  (HA05000Q) ,  人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (28件)：

• 1) 福田大年,他:多人数によるスケッチ作業を活かしたアイデア発想の支援-就労継続支援B 型事業所で実施した“クルクルスケッチ”ワークショップの報告, 日本デザイン学会研究発表大会概要集, 59, 296, 2012
• 2) 須永剛司,他:Co-design プロジェクトが自発的に回ること-社会を形づくるデザインに向けて, 人工知能学会誌, 28(6), 886-892, 2013
• 3) 山内裕:参加型デザインとその新しい展開, Institute of Systems, Control and Information Engineers, 56(2), 57-64. 2012
• 4) 安岡美佳:デザイン思考-北欧の研究と実践, 智場, (118), 41-51, 2013
• 5) ジュリア・カセム,他 編:インクルーシブデザイン-社会の課題を解決する参加型デザイン, 学芸出版社, 2014

タイトルに関連する用語 (7件)： 創 ,  スケッチ ,  協働 ,  創造活動 ,  過程 ,  現象 ,  研究