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J-GLOBAL ID：202002281549927181   整理番号：20A0600287

河川堤防への降雨浸透と浸潤状態予測に関する一斉解析からの知見

INSIGHTS FROM ROUND-ROBIN SEEPAGE ANALYSIS EXERCISE ON RIVER LEVEE WETTING DUE TO RAINFALL INFILTRATION

著者 (9件)： 新清晃 (応用地質株式会社流域・水資源事業部) ,  西村聡 (北海道大学 大学院工学研究院) ,  藤澤和謙 (京都大学 大学院農学研究科) ,  竹下祐二 (岡山大学 大学院環境生命科学研究科) ,  河井克之 (近畿大学 理工学部社会環境工学科) ,  佐古俊介 (財団法人国土技術研究センター河川政策グループ) ,  森啓年 (山口大学 大学院創成科学研究科) ,  山添誠隆 (秋田工業高等専門学校 創造システム工学科) ,  太田雅之 (株式会社ダイヤコンサルタント関東支社)
資料名： 土木学会論文集 C(地圏工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. C (Geosphere Engineering) (Web))
巻： 75  号： 4  ページ： 398-414(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0104A  ISSN： 2185-6516  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 洪水時の河川堤防安定性照査には,事前降雨を想定し,不飽和浸透流解析により堤体内の水圧状態を予測する過程が含まれ,その結果は堤体の浸透破壊,堤体・基盤層のパイピング破壊,非洪水時の堤体変状に対する安定性評価などに適用される.本論文では,堤体への降雨浸透に対する不飽和浸透流解析の適用性と,適用時の実務上の注意点を抽出するため,土木学会地盤工学委員会堤防研究小委員会WG2で検討してきた内容と,その中でも特に一斉数値解析からの知見をまとめた.Richards式を適切にコーディングした不飽和浸透流解析は,非線形の強い問題でも,空間・時間離散化などユーザー側の判断には大きく依存せず,実務上問題のない精度で解を得られること,同一断面問題に対する解析結果の相違は断面・降雨入力等の解釈やモデル化に由来することが示された.(著者抄録)

シソーラス用語： *河川堤防 ,  *浸透 ,  *安全評価 ,  不飽和土 ,  水文解析 ,  離散系 ,  連立方程式 ,  コーディング ,  有限要素法 ,  有限体積法 ,  計算機コード ,  河川 ,  水位観測 ,  数値積分 ,  透水係数 ,  圧力水頭 ,  降雨量 ,  透水線 ,  阿武隈川 ,  *雨水浸透 ,  解析コード ,  浸透流解析
準シソーラス用語： Richards式

著者キーワード (5件)： river levee ,  rainfall ,  infiltration ,  seepage analysis ,  stability

分類 (2件)： 透水性,浸透水,土中水  (RA03040E) ,  河川工事  (RC12030X)

引用文献 (36件)：

• 1) 国土交通省河川局治水課:河川堤防設計指針,2007.
• 2) 国土技術研究センター:河川堤防の構造検討の手引き(改訂版), pp. 45-56, 2012.
• 3) 西村聡:降雨浸透と盛土・基礎地盤圧縮に起因する堤体内水位変動の予測,地盤工学会北海道支部技術報告集, Vol. 55, pp. 235-244, 2015.
• 4) 地盤工学会 2003年十勝沖地震地盤災害調査委員会:2003年十勝沖地震地盤災害調査報告書.
• 5) 国土技術政策総合研究所・土木研究所:平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震土木施設災害調査速報,国土技術政策総合研究所資料 646,土木研究所資料 4202,p. 254, 2011.

タイトルに関連する用語 (5件)： 河川堤防 ,  降雨浸透 ,  浸潤 ,  状態予測 ,  解析