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J-GLOBAL ID：202002281724556124   整理番号：20A0514959

補正スキームと組み合わせた選択型降水補外アンサンブル予測

SELECTIVE PRECIPITATION EXTRAPOLATION ENSEMBLE PREDICTION COMBINED WITH CORRECTION SCHEMES

著者 (4件)： 若月泰孝 (茨城大学 理工学研究科(理学野)) ,  五十嵐大地 (茨城大学 理工学研究科) ,  吉田翔 (株式会社気象工学研究所) ,  高田望 (株式会社気象工学研究所)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 74  号： 5  ページ： I_271-I_276(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 気象庁高解像度降水ナウキャストは,最先端の現業の短時間降水予測である.しかし,予測誤差の変化に追従して対応する修正や予測の不確実性の考慮が十分でない.そこで本研究では,補外予測をベースとした直近の過去の複数の予測結果を分析し,「経験上最も確からしい予測」を選択する方法を検討した.さらに,過去の予測の不確かさの情報をもとに,予測を補正するスキームも導入した.本研究では,非常に簡便な予測手法をとっているが,気象庁高解像度降水ナウキャストと同等程度の予測精度を示した.線状降水帯事例に対しては60分後予測の期間積算雨量の最大値の形状をより的確に表現し,降水の変化が激しい事例に対して降水の発生に対する高い応答性を示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *降水量 ,  *アンサンブル予報 ,  *補正 ,  選択 ,  行政機関 ,  高分解能 ,  気象情報 ,  測定データ ,  *予測誤差 ,  不確実性 ,  レインバンド ,  積算 ,  最大値
準シソーラス用語： 気象庁 ,  ナウキャスト ,  線状降水帯

著者キーワード (3件)： precipitation nowcast ,  ensemble prediction ,  radar data

分類 (1件)： 天気予報  (DC05020O)

引用文献 (5件)：

• 1) Kigawa, S., T. Hayashi, T. Nishimura : Advanced weather radar application technology at JMA. WMO/CIMO/TECO-2016, Madrid, Spain, 27-29 September 2016, 2016
• 2) 木川誠一郎:高解像度降水ナウキャストにおける降水の解析・予測技術について.測候時報,第81巻,1-76,2014.
• 3) 中北英一, 吉開朋弘, キムスンミン : 地形性降雨を考慮したレーダー短時間降雨予測へのエラーアンサンブルの導入(II). 京都大学防災研究所年報, 第52号 B, pp. 305-317, 2012.
• 4) 伊藤佑果, 直原悠紀子, 大石哲, 中北英一 : 移流モデルを用いた短時間降雨予測精度向上のための予測パターン選別手法に関する研究. 土木学会論文集B1(水工学), Vol. 73, No. 4, I229-I234, 2017.
• 5) 高田望, 田中裕介, 池淵周一, 中北英一 : 局地的な大雨の予測精度向上を目指した降水ナウキャスト手法の開発. 土木学会論文集B1(水工学), Vol. 69, pp. 349-354, 2013.

タイトルに関連する用語 (4件)： スキーム ,  降水 ,  補外 ,  アンサンブル予測