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J-GLOBAL ID:202002282348445170   整理番号:20A2478430

Raman分光法と密度汎関数理論で評価したホスホニウム系イオン液体中のランタニド錯体の溶媒和構造と熱力学【JST・京大機械翻訳】

Solvation structure and thermodynamics for lanthanide complexes in phosphonium-based ionic liquid evaluated by Raman spectroscopy and density functional theory
著者 (4件):
資料名:
巻: 318  ページ: Null  発行年: 2020年 
JST資料番号: B0924A  ISSN: 0167-7322  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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イオン液体(IL),トリエチル-n-ペンチルホスホニウムビス(トリフルオロメチル-スルホニル)アミド[P_2225][NTf_2]中の二価及び三価ランタニド錯体の配位状態を,Raman分光法及び密度汎関数理論(DFT)により,Amsterdam密度汎関数パッケージ(ADF)により研究した。バルク中の[NTf_2]のtrans-to-cis異性化に対する熱力学的特性(Δ_isoG,Δ_isoH,Δ_isoS)とIL中の[Ln3+]カチオンの最初の溶媒和球を298~398Kの範囲での温度依存性から評価した。298KでのΔ_isoG(バルク),Δ_isoH(バルク)およびTΔ_isoS(バルク)値は,それぞれ-0.71,7.63および8.34kJ/molであった。trans-[NTf_2]異性体はΔ_isoH(バルク)の正の値により最も高いエンタルピーを有した。TΔ_isoS(バルク)はΔ_isoH(バルク)よりもわずかに高く,cis-[NTf_2]はIL中でエントロピー制御であった。[Nd3+]カチオンの最初の溶媒和球において,Δ_isoH(Nd)(47.79kJ mol-1)の負の値は著しく増加し,cis-[NTf_2]異性体がエンタルピーに対して安定化されていることを意味した。この結果は,[Ln3+](Ln=NdまたはDy)カチオンに結合したcis-[NTf_2]が優先され,[Ln(III)(cis-NTf_2)_5]2-の配位状態がIL中で安定であることを明らかにした。[Ln(II)(cis-NTf_2)_4]~2-and[Ln~(III)(cis-NTf_2)_5]~2-クラスタ)の最適幾何構造と結合エネルギーもADFを用いて調べた。結合エネルギーΔE_bをΔE_b=E_tot(クラスタ)-E_tot(Ln2,3+)-nE_tot([NTf_2]-)から計算した。ΔE_b([Nd(II)(cis-NTf_2)_4]2-),ΔE_b([Nd(III)(cis-NTf_2)_5]2-),ΔE_b([Dy(II)(cis-NTf_2)_4]2-)およびΔE_b([Dy(III)(cis-NTf_2)_5]2-)は,それぞれ-2219.2,-4340.5,-2118.3および-4258.5kJ mol-1であった。この結果は[Ln(III)(cis-NTf_2)_5]~2-クラスタ)が[Ln(II)(cis-NTf_2)_4]~2-クラスタ)より強い配位結合を形成することを示した。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
第3族元素の錯体  ,  化合物の化学熱力学(純物質)  ,  分子の電子構造  ,  融解塩  ,  分子化合物 

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