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J-GLOBAL ID:202002282713970240   整理番号:20A2524135

実行時リージョン解析による動的言語Rubyのメモリ割付け最適化

Optimizing Memory Allocation of Ruby Implementation by Dynamic Region Analysis
著者 (2件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 1-20 (WEB ONLY)  発行年: 2020年10月23日 
JST資料番号: U0474A  ISSN: 1882-7802  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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リージョンによるメモリ管理は,メモリ空間をリージョンと呼ばれる単位で分割し,リージョン単位でLIFO順にメモリの割付けと解放を行う.プログラム中のメモリを必要とするオブジェクトは,それぞれの生存期間に対応したリージョンにメモリが割り付けられる.オブジェクトとリージョンの対応付けは,プログラムの構造を静的に解析することによって決定できる.実行の前にオブジェクトの生存期間を決定するため,ガベージコレクションによる実行時オーバヘッドの削減が期待できる.Ruby,Python,そしてJavaScriptといった動的言語は,実行時まで得られない動的な情報がプログラムに含まれるため,不要となったオブジェクトの割り付けられたリージョンを速やかに解放できる精度の高いオブジェクトとリージョンの対応付けを静的な解析で決定するのは困難である.本研究では,精度の高いリージョンによるメモリ管理を動的言語へ適用する手法として,実行時リージョン解析を提案する.実行時まで決定しない情報を用いてリージョンを解析するため,静的な解析と比較して精度の高いリージョン対応付けを決定できる.提案手法の性能を計測するため,プログラミング言語Rubyの処理系へ実行時リージョン解析機構を実装し評価を行った.いくつかのケースでは,ガベージコレクションの頻度や停止時間が削減され,実行時間の短縮が確認された.(著者抄録)
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
システムプログラミング一般  ,  言語プロセッサ 

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