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J-GLOBAL ID：202002282971000050   整理番号：20A0650356

ハウスダストダニアレルゲンは,ATP媒介細胞外シグナル伝達を介してケラチノサイトからのインターロイキン33(IL-33)合成と放出を誘導する【JST・京大機械翻訳】

House dust mite allergens induce interleukin 33 (IL-33) synthesis and release from keratinocytes via ATP-mediated extracellular signaling

著者 (9件)： Dai Xiuju (Department of Dermatology, Ehime University Graduate School of Medicine, Ehime, Japan) ,  Tohyama Mikiko (Department of Dermatology, National Hospital Organization Shikoku Cancer Center, Ehime, Japan) ,  Murakami Masamoto (Department of Dermatology, Ehime University Graduate School of Medicine, Ehime, Japan) ,  Shiraishi Ken (Department of Dermatology, Ehime University Graduate School of Medicine, Ehime, Japan) ,  Liu Shuang (Department of Pharmacology, Ehime University Graduate School of Medicine, Ehime, Japan) ,  Mori Hideki (Department of Dermatology, Ehime University Graduate School of Medicine, Ehime, Japan) ,  Utsunomiya Ryo (Department of Dermatology, Ehime University Graduate School of Medicine, Ehime, Japan) ,  Maeyama Kazutaka (Department of Pharmacology, Ehime University Graduate School of Medicine, Ehime, Japan) ,  Sayama Koji (Department of Dermatology, Ehime University Graduate School of Medicine, Ehime, Japan)
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1866  号： 5  ページ： Null  発行年： 2020年 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アトピー性疾患において,上皮は皮膚炎症を開始するサイトカインとケモカインを放出する。アトピー性皮膚炎(AD)は,破壊された表皮バリアにより特徴付けられ,ハウスダストダニ(HDM)アレルゲンのような環境刺激により誘発され,または悪化する。炎症誘発性サイトカインインターロイキン33(IL-33)はADの病因において重要な役割を果たしているが,ケラチン細胞におけるIL-33産生はHDMによってどのように誘発されるかは不明である。この目的のために,ここでは,ケラチン細胞からのIL-33産生に及ぼすその影響を調べるために,単分子層培養ヒトケラチン細胞およびヒトの生きた皮膚等価物をDermatophagoides pheteryssinus HDM抽出物で刺激した。HDM抽出物はIL-33の細胞内発現を誘導し,そのプロセシングと成熟を調節し,ケラチン細胞から急速なIL-33放出を誘発した。グループ1 HDMアレルゲンはIL-33産生を誘導したが,グループ2 HDMアレルゲンは誘導しなかった。ケラチン細胞培養上清のATPアッセイは,HDM抽出刺激直後に細胞外ATPの急性および一過性蓄積を明らかにした。特異的プリン受容体P2Y2(P2RY2)拮抗剤AR-C118925XXとP2RY2特異的siRNAを用いて,HDM抽出誘導IL-33発現が主に上皮成長因子受容体のトランス活性化により仲介される細胞外ATP/P2Y2シグナリングに依存し,ERKキナーゼシグナル伝達経路の活性化が続くことを見出した。さらに,ケラチン細胞からの25kDa IL-33のHDM抽出誘導放出は細胞外ATP/P2シグナル伝達仲介細胞内Ca2+増加に依存した。著者らの研究は,AD発生または重症度において役割を果たす可能性のある自然免疫過程である,HDMアレルゲンによるケラチン細胞産生IL-33の誘導と成熟を制御する新しい機構を示す。Copyright 2020 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *ケラチン細胞 ,  アトピー性皮膚炎 ,  ケモカイン ,  *アレルゲン ,  EGF受容体 ,  病因 ,  上皮 ,  siRNA ,  ヒト ,  炎症性サイトカイン ,  *細胞情報伝達 ,  *インターロイキン ,  自然免疫 ,  *ハウスダスト
準シソーラス用語： *インターロイキン33 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： Dermatophagoides Pteronyssinus ,  P2Y2受容体 ,  カルシウム細胞内放出 ,  上皮成長因子受容体 ,  システインプロテアーゼ ,  アトピー性皮膚炎

分類 (2件)： 神経の基礎医学  (GN01020W) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (7件)： ATP ,  シグナル伝達 ,  ケラチノサイト ,  インターロイキン33 ,  IL-33 ,  放出 ,  誘導