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J-GLOBAL ID:202002284124917484   整理番号:20A1851535

事前乾燥を取り入れた水稲温湯種子消毒のイネ種子伝染性病害に対する効果

Effect of hot water disinfection incorporated with pre-drying against rice seedborne diseases
著者 (5件):
資料名:
巻: 86  号:ページ: 1-8(J-STAGE)  発行年: 2020年02月25日 
JST資料番号: F0893A  ISSN: 0031-9473  CODEN: NSBGAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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日本において60°C 10分間の温湯消毒技術が水稲種子の消毒方法として広く普及している.しかしながら,本技術の効果が化学合成種子消毒剤の効果よりも劣ることから,ばか苗病の発生が問題視されるようになった.近年,種子の籾含水率を10%以下にすると温湯消毒時の高温耐性が向上し,65°C 10分間の温湯消毒が可能となることが報告された.しかしながら,本技術の種子消毒としての効果は検証されていなかった.そこで,事前乾燥を取り入れた65°C 10分間の温湯消毒によってばか苗病,いもち病(苗いもち),苗立枯細菌病およびもみ枯細菌病(苗腐敗症)に対して種子消毒効果が向上するか検証した.自然感染種子を用いてばか苗病に対する効果を評価した結果,本技術は従来の60°C 10分間の温湯消毒よりも防除効果が向上する傾向が認められた.いもち病に対しても本技術は従来の60°C 10分間の温湯消毒および化学合成種子消毒剤よりも防除効果が向上する傾向が認められた.加えて,本技術は苗立枯細菌病およびもみ枯細菌病(苗腐敗症)に対しても従来法および銅含有種子消毒剤よりも防除効果が向上する傾向が認められた.これらの結果は,事前乾燥を取り入れた65°C 10分間の温湯消毒技術が従来法よりも実用的かつ効果のある種子消毒技術であることを示した.(著者抄録)
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分類 (3件):
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稲作  ,  菌類による植物病害  ,  物理的防除一般 
物質索引 (1件):
物質索引
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