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J-GLOBAL ID：202002285422075579   整理番号：20A0517891

複数アンテナを用いた物理層秘密鍵共有方式における雑音低減法の検討

A Study on Noise Reduction in Physical Layer Secret Key Agreement using Multi-Antenna.

著者 (4件)： 東出朋之 (同志社大 大学院理工学研究科) ,  衣斐信介 (同志社大 大学院理工学研究科) ,  岩井誠人 (同志社大 大学院理工学研究科) ,  笹岡秀一 (同志社大 大学院理工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 119  号： 376(IT2019 36-89)  ページ： 111-116  発行年： 2020年01月16日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 無線通信の普及に伴い,盗聴対策の一つとして電波伝搬特性を用いた物理層での秘密鍵共有方式が注目されている.この方式として時間変動する受信信号強度や伝搬係数を量子化し鍵候補を生成する方式がある.また,伝搬路の時間変化が起きない場合において,一方の正規局で複数アンテナによる重みづけを行い,等価的な単一アンテナ間の伝搬路の伝搬係数を時変化させることで人工的に受信信号強度変動を得る方式が提案されている.これらの方式には,鍵情報となる受信信号強度を量子化する際,雑音により閾値付近で誤りが発生する問題がある.本稿では,複数アンテナを用いた秘密鍵共有方式を対象とし,平均化処理による秘密鍵生成時の雑音低減効果と,盗聴耐性に対する影響をシミュレーションにより評価する.(著者抄録)

シソーラス用語： *アンテナ ,  通信系モデル ,  *秘密鍵暗号 ,  情報共有 ,  *雑音低減 ,  通信 ,  シミュレーション ,  グループ鍵共有
準シソーラス用語： ネットワークシミュレーション ,  *マルチアンテナ ,  盗聴 ,  物理層

分類 (3件)： 符号理論  (ND02030R) ,  アンテナ  (ND06000M) ,  雑音理論  (ND04020U)

引用文献 (17件)：

• 岡本龍明, 山本博資, 現代暗号, 産業図書, 1997.
• C.E. Shannon, “Communication theory of secrecy systems,” Bell Syst. Tech. J., vol.28, no.4, pp.656-715, Oct. 1949.
• I. Csiszar and J. Korner, “Broadcast channels with confidential messages,” IEEE Trans. Inf. Theory, vol.24, no.3, pp.339-348, May 1978.
• H. Koorapaty, A.A. Hassan, and S. Chennakeshu, “Secure information transmission for mobile radio,” IEEE Commun. Lett., vol.4, no.2, pp.52-55, Feb. 2000.
• A.A. Hassan, W.E. Stark, J.E. Hershey, and S. Chennakeshu, “Cryptographic key agreement for mobile radio,” Digital Signal Process., vol.6, pp.207-212, 1996.

タイトルに関連する用語 (5件)： アンテナ ,  物理層 ,  秘密 ,  鍵共有 ,  雑音低減