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J-GLOBAL ID：202002285553648480   整理番号：20A2241148

C₄草類であるシコクビエの葉緑体の位置決めおよび光合成特性の日変化

Diurnal changes in chloroplast positioning and photosynthetic traits of C₄ grass finger millet

著者 (4件)： Maai Eri (Graduate School of Agriculture, Kyoto University, Kyoto, Japan) ,  Nishimura Kazusa (Graduate School of Agriculture, Kyoto University, Kyoto, Japan) ,  Takisawa Rihito (Graduate School of Agriculture, Kyoto University, Kyoto, Japan) ,  Nakazaki Tetsuya (Graduate School of Agriculture, Kyoto University, Kyoto, Japan)
資料名： Plant Production Science (Web)  (Plant Production Science (Web))
巻： 23  号： 4  ページ： 477-489  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0809A  ISSN： 1349-1008  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： シコクビエの葉肉(M)の葉緑体は,葉が極度に高強度の光で照射されると維管束鞘側へ凝集することが知られている。葉肉の葉緑体のこの凝集運動は自然環境でも観察されるが,自然光条件がこの反応の誘導に有効かどうかは不明である。アブシジン酸は凝集運動だけでなく気孔閉鎖も誘発することが報告されているが,凝集運動に伴う光合成の応答は不明である。本研究では,自然の光環境に似た日周変化における葉緑体の位置決めおよび光合成の特性変化について調べた。葉肉の葉緑体は光の強度とともに凝集運動を生じて,その強さが頻繁に変動するかどうかとは別に,真昼の葉緑体は凝集状態に固定された。光の強度の低下とともに,葉肉の葉緑体は夕方には乱雑な位置に戻った。本研究結果は,葉肉の葉緑体は昼間にはその細胞内の位置を頻繁に再配列して,自然光によって葉緑体の凝集運動が誘導されることを示唆した。葉緑体の凝集運動は気孔コンダクタンスが増加すると観察され,気孔の閉鎖は葉緑体の応答の誘発に不可欠ではないことを示唆した。Please refer to the publisher for the copyright holders. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *葉緑体 ,  *光照射 ,  凝集 ,  シコクビエ ,  *光合成 ,  日変化 ,  葉 ,  維管束系 ,  光度 ,  気孔抵抗 ,  放射強度 ,  C4植物
準シソーラス用語： 気孔コンダクタンス ,  光強度 ,  葉肉

著者キーワード (6件)： C_4プラント ,  葉緑体の動き ,  シコクビ ,  光ストレス ,  葉肉細胞 ,  光合成

分類 (3件)： 光合成  (EB10020I) ,  植物に対する影響  (EE04030Z) ,  畑作物一般  (FC03031E)

タイトルに関連する用語 (6件)： C4 ,  草類 ,  シコクビエ ,  葉緑体 ,  光合成 ,  日変化