文献
J-GLOBAL ID:202002285660739081   整理番号:20A0499132

インターロイキン7はABCG2の阻害を介してシスプラチンに非小細胞肺癌を再感作する【JST・京大機械翻訳】

Interleukin-7 Resensitizes Non-Small-Cell Lung Cancer to Cisplatin via Inhibition of ABCG2
著者 (8件):
資料名:
巻: 2019  ページ: Null  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7804A  ISSN: 0962-9351  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
シスプラチン(DDP)による治療は,非小細胞肺癌(NSCLC)を治療するために使用される標準療法の1つであり,癌細胞において基本的に耐性を引き起こす。それはNSCLCにおける化学療法の有効性に対する障害となる。NSCLCのDDPへの感作を調べるために,世界中で努力が行われている。ここでは,化学療法に対するNSCLCの耐性に対するIL-7の効果を検討した。IL-7処理はA549およびA549/DDP細胞(DDP耐性細胞)におけるDDP誘導効果を有意に増強し,細胞アポトーシスおよびS停止を増加させ,IL-7処理がDDP耐性NSCLC細胞をDDPに再感受性化することを示した。続いて,IL-7は,PI3K/AKTシグナリングの感受性およびDDPに対するABCG2の発現を増強した。IL-7RノックダウンによるIL-7シグナル伝達の阻害またはPI3K活性化によるPI3K/AKTシグナル伝達の活性化により,IL-7によるDDPへの再感受性化は消失し,ABCG2,p-PI3Kおよびp-AKTの発現レベルは有意に高かった。in vivo結果は,DDPと組み合わせたIL-7のみが腫瘍組織におけるABCG2レベルの低下により腫瘍退縮を著しく誘導できることを確認した。これらの知見は,そのアジュバント効果とは別に,IL-7がDDPの多剤耐性を克服し,その化学療法感受性を回復させることを示す。Copyright 2019 Bin Ke et al. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの化学・生化学・病理学  ,  細胞生理一般 
引用文献 (32件):
  • M. Galanski, M. A. Jakupec, B. K. Keppler, "Update of the preclinical situation of anticancer platinum complexes: novel design strategies and innovative analytical approaches," Current Medicinal Chemistry, vol. 12, no. 18, pp. 2075-2094, 2005.
  • S. Ghosh, "Cisplatin: the first metal based anticancer drug," Bioorganic Chemistry, vol. 88, article 102925, 2019.
  • K. R. Chaudhary, S. X. Yan, S. P. Heilbroner, J. R. Sonett, M. B. Stoopler, C. Shu, B. Halmos, T. J. C. Wang, T. K. Hei, S. K. Cheng, "Effects of β-Adrenergic antagonists on chemoradiation therapy for locally advanced non-small cell lung cancer," Journal of Clinical Medicine, vol. 8, no. 5, pp. 575, 2019.
  • E. Vacchelli, Y. Ma, E. E. Baracco, L. Zitvogel, G. Kroemer, "Yet another pattern recognition receptor involved in the chemotherapy-induced anticancer immune response: formyl peptide receptor-1," Oncoimmunology, vol. 5, no. 5, article e1118600, 2016.
  • L. Corrales, V. Matson, B. Flood, S. Spranger, T. F. Gajewski, "Innate immune signaling and regulation in cancer immunotherapy," Cell Research, vol. 27, no. 1, pp. 96-108, 2017.
もっと見る

前のページに戻る