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J-GLOBAL ID:202002286319673555   整理番号:20A0470157

三価鉄はアコヤガイ貝殻の真珠層の黄色発生に関与する

Trivalent Iron Is Responsible for the Yellow Color Development in the Nacre of Akoya Pearl Oyster Shells
著者 (13件):
資料名:
巻: 22  号:ページ: 19-30  発行年: 2020年01月 
JST資料番号: W0517B  ISSN: 1436-2228  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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要約:養殖アコヤ真珠の金色とクリーム色およびアコヤガイ貝殻の天然の黄色真珠層は,固有の黄色色素から生じると考えられている。黄色色素の単離は大量の金色真珠を用いて試みられているが,その物質はまだ不明である。ここでは,アコヤガイ貝殻の真珠層からの黄色色素の精製と特性評価について報告する。2つの黄色成分としてYC1とYC2を,エチレンジアミン四酢酸(EDTA)による殻の脱灰によって得られた真珠層の有機マトリックスのHCl-メタノール(HCl-MeOH)抽出物から単離した。エネルギー分散X線および赤外分光分析は,塩基性条件下で沈殿したYC1とYC2が,それぞれFe含有無機化合物とポリアミド含有有機化合物から成ることを示唆した。酸性条件下で可溶化したYC1は,KSCNとK4[Fe(CN)6]試薬に対して陽性反応を示し,Fe(III)含有化合物のものと同じ紫外可視吸収スペクトルを示した。さらに,X線吸収微細構造解析は,化合物がFe(III)の形態であることを支持した。Feの総量は白色真珠層より黄色の方が約2.6倍高く,ほとんどのFeはEDTA-脱灰とHCl-MeOH抽出物に分画された。これらの結果は,EDTA可溶性および不溶性のマトリックス化合物に配位されたFe(III)が主に,アコヤガイ貝殻だけでなく養殖アコヤ真珠の黄色の発色と関連していることを示唆している。Copyright Springer Science+Business Media, LLC, part of Springer Nature 2019 Translated from English into Japanese by JST.
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