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J-GLOBAL ID:202002288113349838   整理番号:20A0501212

in vitroでのインフルエンザウイルス複製に対する伝統的な漢方薬とそれらの構成生薬の効果:グリチルリチンRadixによるウイルス蛋白質合成の抑制【JST・京大機械翻訳】

Effects of Traditional Kampo Drugs and Their Constituent Crude Drugs on Influenza Virus Replication In Vitro: Suppression of Viral Protein Synthesis by Glycyrrhizae Radix
著者 (6件):
資料名:
巻: 2019  ページ: Null  発行年: 2019年 
JST資料番号: U7703A  ISSN: 1741-427X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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インフルエンザウイルス流行は公衆衛生において重要な問題であり,有効な薬剤に関する継続的な開発が必要である。漢方薬は,日本および他の東アジア諸国における様々な疾患の治療に臨床的に使用されている伝統的な医学である。培養細胞におけるインフルエンザウイルス複製に対するインフルエンザにより引き起こされる症状を含む呼吸器症状の治療に処方されている漢方薬maoto,kakkon,senyuchuchosan,jinkokatoおよびbakumondoの効果を評価した。インフルエンザウイルス感染MDCK(+)細胞の培養培地を種々の濃度の漢方薬の添加後24時間で赤血球凝集と感染性について試験し,5つの漢方薬のうち4つが培養培地へのウイルス放出を阻害することを見出した。これらの薬剤はウイルス粒子に作用しないがウイルス感染細胞に作用することによりウイルス感染性を不活化した。さらに,効果的な漢方薬を構成する6種の生薬(Atractylodis Lanceae 根茎,Citri unshiu 心膜,Cnidii根茎,Glycyrrhizae radix,Rehmanniae radix,およびSaposhnikoviae radix)を調べたところ,ウイルス蛋白質合成を選択的に抑制するGlycyrrhizae radix(IC50=0.27mg/ml)が最も強い活性を示した。Glycyrrhizae radixは多くの漢方薬に含まれているので,広範囲の漢方薬に対して抗インフルエンザウイルス活性を与える可能性がある。Copyright 2019 Toshihito Nomura et al. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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抗ウイルス薬の基礎研究  ,  感染症・寄生虫症一般  ,  生薬の薬理の基礎研究 
引用文献 (22件):
  • M. L. Shaw, P. Palese, "Orthomyxoviridae," Fields Virology, vol. 1, pp. 1151-1185, Lippincott Williams & Wilkins, Philadelphia, PA, USA, 2013.
  • W. W. Thompson, "Mortality associated with influenza and respiratory syncytial virus in the United States," Jama, vol. 289, no. 2, pp. 179-186, 2003.
  • K. A. Poehling, K. M. Edwards, G. A. Weinberg et al., "The underrecognized burden of influenza in young children," New England Journal of Medicine, vol. 355, no. 1, pp. 31-40, 2006.
  • Tumura & Co., About Kampo, 2016, https://www.tsumura.co.jp/english/kampo/.
  • T. Kubo, H. Nishimura, "Antipyretic effect of Mao-to, a Japanese herbal medicine, for treatment of type A influenza infection in children," Phytomedicine, vol. 14, no. 2-3, pp. 96-101, 2007.
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