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J-GLOBAL ID：202002289040944359   整理番号：20A0941406

公立小学校における学校規模ポジティブ行動支援(SWPBS)第1層支援の効果と社会的妥当性の検討

Effectiveness and Social Validity of Tier1 Intervention With SWPBS in a Public Elementary School

著者 (6件)： 大久保賢一 (畿央大) ,  月本彈 (LITALICO) ,  大対香奈子 (近畿大) ,  田中善大 (大阪樟蔭女大) ,  野田航 (大阪教大) ,  庭山和貴 (大阪教大)
資料名： 行動分析学研究  (Japanese Journal of Behavior Analysis)
巻： 34  号： 2  ページ： 244-257  発行年： 2020年03月20日 
JST資料番号： L4281A  ISSN： 0913-8013  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 研究の目的。本研究では,SWPBSの第1層支援を実施し,その効果と社会的妥当性を検討することを目的とした。研究計画。ABデザインを用いた。評価尺度については3つの時期に測定し,それぞれの時期の全校児童のスコアの平均を比較した。場面。公立小学校1校において実施した。参加者。対象校の全ての児童と教職員が本研究に参加した。介入。ポジティブ行動マトリクスを作成し,各目標行動の行動支援計画を立案し実行した。行動の指標。目標行動に従事している人数をカウントして得られたデータ,あるいはインターバル・レコーディング法を用いて得られたデータを指標とした。他に質問紙法によって評価尺度のデータや社会的妥当性に関するデータも収集した。結果。介入後に目標行動が増加し,評価尺度のスコアに改善がみられた。また一定の社会的妥当性が示された。結論。本研究において実施したSWPBS第1層支援の効果と社会的妥当性が確認できた。しかし,チームマネジメント,データに基づく第2層支援や第3層支援への移行,データの信頼性など,いくつかの課題が示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *助成 ,  *性質 ,  *小学校 ,  評価基準 ,  信頼性 ,  児童 ,  労働者
準シソーラス用語： 教職員 ,  *公立小学校 ,  *行動支援 ,  支援 ,  *妥当性 ,  評価尺度

分類 (1件)： 経営工学一般  (KA01010C)

引用文献 (16件)：

• Franzen, K., & Kamps, D. (2008). The utilization and effects of positive behavior support strategies on an urban school playground. <i>Journal of Positive Behavior Interventions</i>, <i>10</i>, 150-161.
• George, H. P., Kincaid, D., & Pollard-Sage, J. (2009). Primary-tier interventions and supports. In W. Sailor, G. Dunlap, G. Sugai, & R. Horner (Eds.), <i>Handbook of positive behavior support</i> (pp. 375-394). New York: Springer.
• Horner, R. H., Sugai, G., Smolkowski, K., Eber, L., Nakasato, J., Todd, A. W., & Esperanza, J. (2009). A randomized, wait-list controlled effectiveness trial assessing school-wide positive behavior support in elementary schools. <i>Journal of Positive Behavior Interventions</i>, <i>11</i>, 133-144.
• 石黒康夫 (2010).応用行動分析学を用いた学校秩序回復プログラム 教育カウンセリング研究,3, 56-67.
• 神山 努 (2017).スクールワイドPBSに関する現状と課題 障害科学研究,41, 45-57.

タイトルに関連する用語 (8件)： 公立小学校 ,  学校 ,  規模 ,  行動支援 ,  1層 ,  支援 ,  社会 ,  妥当性