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J-GLOBAL ID：202002289231489605   整理番号：20A0284108

人工漆材料の最前線:再生可能バイオマスを原料とする人工漆材料の創製

著者 (7件)： 磯崎勝弘 (京大 化研) ,  縣亮介 (京大 化研) ,  松田博 (京大 化研) ,  中村正治 (京大 化研) ,  池永誠 (京都市産業技術研) ,  橘洋一 (京都市産業技術研) ,  大田ゆかり (群馬大 食健康科学教育研究セ)
資料名： 塗装工学  (Journal of Japan Coating Technology Association)
巻： 55  号： 1  ページ： 18-26  発行年： 2020年01月30日 
JST資料番号： S0871A  ISSN： 0285-3787  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・古来,利用されてきた漆塗膜は,近年では防錆・防腐性,電気絶縁性などから機能性塗膜として期待されており,本稿では,漆液の主成分であるウルシオールに関する合成化学的な研究と人工漆材料の開発について紹介。
・漆液の硬化機構としてウルシオールの酸化重合,ウルシオール類の化学合成,人工漆材料の開発,再生可能バイオマスを用いた人工漆材料について概説。
・木質バイオマスから抽出したリグニン断片に海洋微生物酵素群を作用して得たGHP(グアイアシルヒドロキシプロパノン)/SHP(シリンギルヒドロキシプロパノン)に対して,天然の植物油脂由来の不飽和脂肪酸鎖を導入して設計・合成した種々のウルシオール類似体を紹介。

シソーラス用語： *漆 ,  *塗膜 ,  リグニン ,  酸化重合 ,  化学酸化重合 ,  化学合成 ,  再生資源 ,  海洋微生物 ,  酵素 ,  *木質バイオマス ,  植物油脂 ,  不飽和脂肪酸 ,  類似物質 ,  多価フェノール
準シソーラス用語： 人工漆 ,  再生可能な資源 ,  微生物酵素

分類 (1件)： 各種塗料  (YJ03060I)

物質索引 (1件)： ウルシオール

引用文献 (19件)：

• 宮腰哲夫,永瀬喜助,吉田孝:′′漆化学の進歩′′ アイピーシー(2000)
• R. Lu, T. Yoshida, T. Miyakoshi : Pol. Rev., 53, 153 (2013)
• J. Kumanotani : Progress in Org. Coatings, 34, 135 (1998)
• (a) J. Kumanotani : Jasco Rep., 33, 15(1991) (b) J. H. P. Tyman, A. J. Matthews : J. Chromatgr., 235, 149 (1982)
• (a) R. Majima : Ber. Deut. Chem. Ges., 42, 3664 (1910) (b) R. Majima, J. Tahara : Ber. Deut. Chem. Ges., 48, 1606 (1915)

タイトルに関連する用語 (5件)： 人工 ,  漆 ,  バイオマス ,  原料 ,  創製