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J-GLOBAL ID:202002289507666669   整理番号:20A2803399

シランカップリング剤の分子量が表面処理層の化学吸着率におよぼす影響

Effect of Molecular Weight of Silane Coupling Agent on The Degree of Chemisorption in Treated Layer
著者 (9件):
資料名:
巻: 56  号: 12  ページ: 472-479  発行年: 2020年12月01日 
JST資料番号: G0749A  ISSN: 0916-4812  CODEN: NSEGE7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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無機粒子をシランカップリング剤で表面処理すると,表面と化学結合した化学吸着分子とファンデルワールス力で吸着した物理吸着分子が存在する。シランカップリング剤の高分子量化による化学吸着率の改良について検討した。アミノ基含有シランカップリング剤では,3-アミノプロピルトリエトキシシランに対して高分子量のアミノエチルアミノオクチルトリメトキシシランは,化学吸着率が向上した。ハイドロカーボン型では,低分子量体も高分子量のデシルトリメトキシシラン(DTMS)も化学吸着率が低かった。フルオロカーボン型も低分子量体の化学吸着率は低かったが,高分子量の1H,1H,2H,2H-パーフルオロデシルトリエトキシシラン(F17DTES)は,加熱による化学吸着促進効果が著しかった。表面処理粒子の広角X線回折から,F17DTESのフルオロカーボン鎖がラメラ構造を形成している可能性が示唆されたが,DTMS処理系は規則構造を示さなかった。このフルオロカーボン鎖の規則化が加熱による化学吸着率向上に寄与したと推定した。(著者抄録)
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分類 (3件):
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物理的手法を用いた吸着の研究  ,  その他の表面処理  ,  有機けい素化合物 
物質索引 (9件):
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引用文献 (13件):
  • 1) Y. Nakamura, Y. Nishida, H. Honda, S. Fujii and M. Sasaki, J. Adhesion Sci. Technol., 25, 2703( 2011).
  • 2) R. Yamazaki, N. Karyu, M. Noda, S. Fujii and Y. Nakamura, J. Appl. Polym. Sci., 133, 3361( 2016).
  • 3) R. T. Graf, J. L. Koenig and H. Ishida, J. Adhesion, 16, 97 (1983).
  • 4) R. Tsutsumi, S. Okada, S. Fujii and Y. Nakamura, J. Adhesion Soc. Jpn., 54, 324( 2018).( 堤亮太,岡田駿,藤井秀司,中村𠮷伸,日本接着学会誌)
  • 5) T. Nakamura, H. Tabuchi, T. Hirai, S. Fujii and Y. Nakamura, J. Appl. Polym. Sci., 137, 48615( 2020).
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