文献

J-GLOBAL ID：202002290002336209   整理番号：20A2517606

水とトリグリムおよびテトラグリムとの二成分混合物の相平衡:実験的決定および熱力学的モデリング【JST・京大機械翻訳】

Phase Equilibria in Binary Mixtures of Water with Triglyme and Tetraglyme: Experimental Determination and Thermodynamic Modeling

著者 (2件)： Kolin Ondrej (Department of Physical Chemistry, University of Chemistry and Technology, Czech Republic) ,  Dohnal Vladimir (Department of Physical Chemistry, University of Chemistry and Technology, Czech Republic)
資料名： Journal of Chemical & Engineering Data  (Journal of Chemical & Engineering Data)
巻： 65  号： 10  ページ： 4980-4990  発行年： 2020年 
JST資料番号： D0035B  ISSN： 0021-9568  CODEN： JCEAAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： それらの多くの好ましい性質と特にバランスのとれた両親媒性の性質のため,グリーム(オリゴマーエチレングリコールジエーテル)は,大きな技術的および理論的関心事である。本研究では,グリム系列,トリグリム(トリエチレングリコールジメチルエーテル)およびテトラグリム(テトラエチレングリコールジメチルエーテル)の2つの重要なメンバーの水溶液の相平衡およびエネルギー論に焦点を当てた。これらのシステムでは,全組成範囲,沸騰温度(50,70および90kPa),および水リッチ領域における凍結温度における2つの温度(298.15および313.15または318.15K)での水分活性の正確な測定を実施した。純粋グリームの融点と融解エンタルピーも決定した。拡張SSF型過剰Gibbsエネルギー(GE)モデルを用いた文献からのいくつかの関連熱データと同時に水分活性データを相関させた。確立されたモデル記述は,基礎データの特に良好な適合だけでなく,文献と本研究の両方からの他の結果との比較によって証明されたように,より高い温度とより低い温度の両方に非常に良く外挿した優れた性能を示した。また,高忠実度のグローバルモデリングは,2つの水性グリームのエネルギーの明瞭な描像を提示することができた。周囲温度近傍では,両系は組成,大きな発熱効果,および混合に伴うエントロピーの著しく深い液滴を有する非単調な活量係数過程を示し,それらの正のGEはエントロピー駆動である。温度を上げると,前者の特徴は徐々に低下し,一方,GEは同じ大きさを保ち,エンタルピー駆動となった。両系は水の通常の沸騰温度以上で相分離する大きな傾向を示すが,著者らのモデル計算はトリグリムの水溶液でのみ下限臨界溶解温度挙動を予測した。エネルギー挙動の観察されたパターンは,競合水-水および水-エーテルH結合に関してよく解明された。Copyright 2020 American Chemical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 液滴 ,  エンタルピー ,  エントロピー ,  水素結合 ,  *相平衡 ,  相分離 ,  沸点 ,  融解熱 ,  融点 ,  凝固点 ,  水分活性 ,  発熱 ,  両親媒性
準シソーラス用語： LCST ,  熱力学的モデリング , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 化合物の化学熱力学(混合系)  (CB02033Z)

タイトルに関連する用語 (7件)： 水 ,  トリグリム ,  テトラグリム ,  二成分混合物 ,  相平衡 ,  実験 ,  熱力学的モデリング