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J-GLOBAL ID:202002291995400591   整理番号:20A1567404

相対的リスク回避度を考慮した幸福度調査による統計的生命価値の属性別計測

Measurement of Multi-attribute VSL considering Constant Relative Risk Aversion based on Happiness Survey in Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 75  号:ページ: I_201-I_209(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: U0108A  ISSN: 2185-6648  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,一般的な死亡リスクを対象とし,理論的に整合的な統計的生命の価値(VSL)を計測するために,幸福度調査からデータを収集し,順序反応モデルを用いて幸福度関数を推定した.本研究で得られた知見は以下の通りである.(1) 相対的リスク回避度が1の場合(対数型効用関数),平均VSLは約6,912万円,一方で相対的リスク回避度が1.260の場合,平均VSLは約7億3,521万円とそれぞれ計測された.(2) 先行研究のように,年齢別のVSLは20代から50代までは増加するものの,60代で減少に転じ,VSLが逆U字型の形状を示す結果となった.(3) 子供や孫の有無,配偶者の有無,世帯人数,居住地といったさまざまな属性も,少なからずVSLに影響を及ぼすことが示唆された.(著者抄録)
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分類 (1件):
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統計学 
引用文献 (16件):
  • 1) Hammitt, J. K. : Valuing mortality risk: Theory and practice, Environmental Science & Technology, Vol. 34, Iss. 8, pp. 1396-1400, 2000.
  • 2) Aldy, J. E. and Viscusi, W. K. : Age differences in the value of statistical life: Revealed preference evidence, Review of Environmental Economics and Policy, Vol. 1, No. 2, pp. 241-260, 2007.
  • 3) Hammitt, J. K. and Robinson, L. A. : The income elasticity of the value per statistical life: Transferring estimates between high and low populations, Journal of Benefit-Cost Analysis, Vol. 2, Iss. 1, pp. 1-29, 2011.
  • 4) 栗山浩一,岸本充夫,金本良嗣:死亡リスク削減の経済的評価とスコープテストによる信頼性の検証,環境経済学ワーキングペーパー,No. 0702,pp. 1-33,2007.
  • 5) 陳玲,佐尾博志,大野栄治,森杉雅史:死亡リスク削減のための支払意思額に基づく統計的生命価値の計測,都市情報学研究,No. 16,pp. 33-38,2011.
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