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J-GLOBAL ID：202002296553189385   整理番号：20A1668192

枯渇油ガス田を対象としたCO₂地中貯留と地下微生物機能を活用したメタン生成ポテンシャルの評価シミュレータの開発

著者 (1件)： 坂本靖英 (産業技術総合研 地圏資源環境研究部門)
資料名： 新井科学技術振興財団事業年報
号： 24  ページ： 3-9  発行年： 2018年11月30日 
JST資料番号： J1027A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・枯渇油ガス田未回収原油の貯留槽内微生物によるメタン生成を促進するCO₂の効果を利用したCO₂の地中貯留構想の可能性をモデル化とシミュレーションで検討。
・油層内流体を所定地層孔隙率条件下で注入CO₂ガス,生成メタンガス,油層水等の流体流動をモデル化し,微生物のメタン生成として酢酸生成を伴う反応経路を考慮。
・所定の大きさの貯留層を対象に所定量のCO₂を10年間注入し,その後90年のシャットイン期間を設け,原油分解に伴うメタンガス生成を数値計算。
・原油分解速度変動条件中の最大速度でも100年後のメタン生成量は炭素バランスで1/100程度と低く,CO₂圧入パターンや微生物活性化等の改善策が必要。

シソーラス用語： 二酸化炭素 ,  ガス田 ,  メタンガス ,  メタン生成細菌 ,  *二酸化炭素貯留 ,  油層 ,  数値計算 ,  地下貯蔵 ,  計算機シミュレーション ,  *メタン化 ,  土壌微生物 ,  油田 ,  貯槽 ,  シミュレータ ,  解析モデル ,  原油 ,  *坑井
準シソーラス用語： *CO2地中貯留 ,  炭素バランス ,  *廃坑井 ,  流動モデル

分類 (2件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  採油,採ガス一般  (UA10010K)

引用文献 (5件)：

• D. Mayumi, J. Dolfing, S. Sakata, H. Maeda, Y. Miyagawa, M. Ikarashi, H. Tamaki, M. Takeuchi, CH. Nakatsu And Y. Kamagatam, CO₂ concentration dictates alternative methanogenic pathways in oil reservoirs, Nat. Commun. 2013/6
• 坂本靖英、鈴木佑介、田中敦子、天満則夫、羽田博憲、駒井 武、山口 勉、多孔質体における超臨界CO₂の流動挙動に関する室内実験ならびにシミュレーション研究、Journal of MMIJ、127-10,11、pp.622-634、2011/10
• 田中敦子、坂本靖英、駒井 武、CO₂地中貯留に対するリスク・アセスメント取り組みの現状、 Journal of MMIJ, 126-10,11, pp.592-600, 2010/10
• Doffing, J., S. R. Larter, and I. M. Head, 2008. Thermodynamic constraints on methanogenic crude oil biodegradation. The ISME Journal, 2, 442-452.
• White,S.P. (1995) : Multiphase non-isothermal transport of system of reacting chemicals. Water Resources., Res.31 (7).

タイトルに関連する用語 (11件)： 枯渇 ,  ガス田 ,  CO2地中貯留 ,  地下 ,  微生物 ,  活用 ,  メタン生成 ,  ポテンシャル ,  評価 ,  シミュレータ ,  開発