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J-GLOBAL ID:202002297431169215   整理番号:20A0800039

腐植質を含む粘性土の湿式解泥工学的粉体特性と陽イオン収着特性

Powder Property Concerning Wet Mud-grinding Engineering of Viscous Soil Containing Humus and its Absorption Property of Cations
著者 (5件):
資料名:
巻:号:ページ: 17-31  発行年: 2020年03月26日 
JST資料番号: F1580A  ISSN: 2187-8382  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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除染土壌の減容化処理において,有機物を含んだ粘性土の存在が問題となっている。本研究では,腐植土を含む粘性土の湿式解泥工学的粉体特性とそれへの各種カチオンの収着特性を把握するために,腐植質や粘土を多く含む黒ボク土を試料として選定し,SEM観察や粒度分布測定から,用いた黒ボク土は,粘土-腐植複合体を形成し,団粒構造をとっていることを確認した。また,福島県内の土壌においても黒ボク土と同様の構造をとっている粒子が確認できた。以降の実験を減容化処理へ適用することを検討するために,黒ボク土を試料として用いる正当性が認められた。土壌中の腐植質と金属イオンが結合することでアルカリ溶液中においても腐植質の溶出を抑制することを目的とし,黒ボク土懸濁液にCa,Al,Mg,ドデシルアンモニウム(DAC)とヘキサデシルトリメチルアンモニウム(HTAC)を加えて検討を行った。その結果,CaおよびHTACを含む溶液では,腐植の溶出は12.8以下のpH領域(Ca)および全pH領域(HTAC)で減少した。一方,Al,Mg,DACを含む溶液では,陽イオンの種が優勢となるpH領域でのみ溶出が抑制された。これらの結果は,アルカリ性pH溶液では腐植のカルボン酸イオンを結合できず,土壌中のフミンはアルカリ性溶液中に溶出することを考察した。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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土壌学一般  ,  環境の汚染及び防止 
引用文献 (42件):

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