特許
J-GLOBAL ID:202003004094656442

マイクロ歯配置が設計可能な炭素繊維複合材料専用エンド刃付きのエンドミル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): TRY国際特許業務法人
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2019-555845
公開番号(公開出願番号):特表2020-516473
出願日: 2018年05月17日
公開日(公表日): 2020年06月11日
要約:
炭素繊維複合材料専用エンド刃付きのエンドミルは、エンド刃部分、変化切り屑スプリッタ溝螺旋角周刃部分、一定切り屑スプリッタ溝螺旋角周刃部及びシャンク部を含む。フライスのエンド刃部分は、フライスの軸線を中心に対称な2本の切れ刃方向に、2本の平行なV型切り屑ポケット(1)が配置されており、この構造により、止め溝、止め窓を高速ミーリングする時の切り屑排出性能を高めて、エンド刃の摩耗を低減すると同時に、周刃マイクロ歯(6)を配置設計して、マイクロ歯切れ刃エッジの切削厚さを低減して、マイクロ歯エッジの破損の問題を効果的に解決でき、溝加工時のエンド刃部分と周刃との渡り部分の振動を低減させるために、エンド刃部分に近く、一段の変化左ねじれ切り屑スプリッタ溝螺旋角の周刃部分が設計され、該周刃部分はエンド刃の方向へ指向し、最終的に窓底、溝底面の品質及びフライス刃具の寿命を向上させる。
請求項(抜粋):
エンド刃部分(I)、変化切り屑スプリッタ溝螺旋角周刃部分(II)、一定切り屑スプリッタ溝螺旋角周刃部分(III)及びシャンク部分(IV)を含み、 前記エンド刃部分(I)には、エンド刃すくい面(2)、エンド刃逃げ面(3)及びエンド刃第2の逃げ面(4)が設計されていると同時に、エンド刃切り屑ポケット(5)を兼ねて有しており、エンド刃部分(I)で、フライスの軸線を中心に対称な2本切れ刃方向に、平行なV型切り屑ポケット(1)が設計されており、V型切り屑ポケット(1)は溝底が狭く、溝頂部が広い構造形状をなし、V型切り屑ポケット(1)が良好な切り屑排出性能を有するばかりではなく、エンド刃切り屑溝(5)と緊密に連通することを保証するために、V型切り屑ポケット(1)について、構造サイズを、溝底の幅をL1、V型切り屑ポケットの溝の頂部の幅をL2、V型切り屑ポケットの溝の深さをL3、V型切り屑ポケット(1)の両側面傾斜角をδ1=δ2に設計し、 前記変化切り屑スプリッタ溝螺旋角周刃部分(II)は非対称な螺旋交差構造であり、m本の右ねじれ螺旋溝(7)とn本の左ねじれ切り屑スプリッタ溝(8)とが交差して若干の同一サイズのマイクロ歯(6)が形成され、溝加工時のエンド刃部分(I)と周刃との渡り部分の振動を低減させるために、エンド刃部分(I)に近く、一段の変化左ねじれ切り屑スプリッタ溝螺旋角周刃部分(II)が設計され、該変化左ねじれ切り屑スプリッタ溝螺旋角周刃部分(II)はエンド刃の方向へ指向し、左ねじれ切り屑スプリッタ溝(8)の螺旋角の変化関係はγ1<γ2<γ3であり、 三次元ステレオフライスを軸方向に沿って切断してから展開し、配置形態を特徴付けた一定切り屑スプリッタ溝螺旋角周刃部分(III)を選択し、接線方向と軸方向を座標系とする二次元フライスのマイクロ歯の配置図を形成し、右ねじれ螺旋溝(7)と左ねじれ切り屑スプリッタ溝(8)とが交差してマイクロ歯(6)が形成され、マイクロ歯(6)は下縁部分(9)と上縁部分(10)を含み、フライスの設計過程で、刃具の幾何パラメータは、既知であり、マイクロ歯(6)の長さA、右ねじれ螺旋溝(7)の溝幅B、右ねじれ螺旋溝(7)の螺旋角θ、フライスの刃数Z1、フライスの直径Dは既知であるが、マイクロ歯(6)の配置形態は主に、左ねじれ切り屑スプリッタ溝(8)の接線長さd、マイクロ歯(6)の歯間幅c、左ねじれ切り屑スプリッタ溝(7)の螺旋角β、マイクロ歯(6)の接線長さf、左ねじれ切り屑スプリッタ溝(8)の溝数Z2などの変数によって決定され、具体的な設計方法ステップは下記となり、 ステップ1、フライスの直径Dとフライスの刃数Z1から、マイクロ歯6の歯間幅cを算出し、
IPC (2件):
B23C 5/10 ,  B23C 3/00
FI (2件):
B23C5/10 Z ,  B23C3/00
Fターム (8件):
3C022AA01 ,  3C022AA02 ,  3C022KK03 ,  3C022KK06 ,  3C022KK16 ,  3C022KK23 ,  3C022KK28 ,  3C022KK29
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (3件)

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