特許
J-GLOBAL ID:202003004101440817

トナー及びトナーの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 阿部 琢磨 ,  黒岩 創吾
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-017481
公開番号(公開出願番号):特開2016-157107
特許番号:特許第6748439号
出願日: 2016年02月01日
公開日(公表日): 2016年09月01日
請求項(抜粋):
【請求項1】 結着樹脂、顔料、結晶性樹脂および非晶性樹脂を含有するトナー粒子を有するトナーであって、 該結着樹脂が、ビニル系樹脂(ただし、該ビニル系樹脂が、スチレン系樹脂とポリエステル樹脂とが結合している複合樹脂である場合を除く。)であり、 該非晶性樹脂が、ポリエステル樹脂であり、 該ポリエステル樹脂が、主鎖および側鎖の少なくとも一方に、脂環式構造を有するアルコールに由来するユニット又は脂環式構造を有するカルボン酸に由来するユニットを有し、 該ポリエステル樹脂を構成する全ユニット数(mol)に対する該脂環式構造を有するアルコール又は該脂環式構造を有するカルボン酸に由来するユニット数(mol)の比率が、2.5%以上12.5%以下であり、 該結晶性樹脂が、結晶性ポリエステル樹脂であり、 該顔料の含有量が、該結着樹脂100質量部に対して1質量部以上20質量部以下であり、 該結晶性樹脂の含有量が、該結着樹脂100質量部に対して1質量部以上30質量部以下であり、 該非晶性樹脂の含有量が、該結着樹脂100質量部に対して1質量部以上20質量部以下であり、 該顔料に対する該結晶性樹脂の吸着率A1が5%以上40%以下であり、 該顔料に対する該非晶性樹脂の吸着率A2が20%以上60%以下であり、 該A1および該A2が下記式(1)を満たし、 A1<A2 (1) (式(1)中、 A1は、 50mlの耐圧瓶中において、該顔料1.0gと該結晶性樹脂0.1gとスチレン16.0gとn-ブチルアクリレート4.0gとガラスビーズ(直径0.8mm)30gとを混合した液を、ペイントシェイカーで10時間振とうした後、振とう後の内容液を遠心分離器で分離して上澄み液を得て、得られた上澄み液をゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で分析して得られたチャートのピーク面積をS1とし、 50mlの耐圧瓶中において、該結晶性樹脂0.1gとスチレン16.0gとn-ブチルアクリレート4.0gとを混合した液をろ過してろ液を得て、得られたろ液をゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で分析して得られたチャートのピーク面積をS2としたときに、 A1=(1-S1/S2)×100 で算出される、該顔料に対する該結晶性樹脂の吸着率を示す。 A2は、 50mlの耐圧瓶中において、該顔料1.0gと該非晶性樹脂0.1gとスチレン16.0gとn-ブチルアクリレート4.0gとガラスビーズ(直径0.8mm)30gとを混合した液を、ペイントシェイカーで10時間振とうした後、振とう後の内容液を遠心分離器で分離して上澄み液を得て、得られた上澄み液をゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で分析して得られたチャートのピーク面積をS1’とし、 50mlの耐圧瓶中において、該非晶性樹脂0.1gとスチレン16.0gとn-ブチルアクリレート4.0gとを混合した液ろ過してろ液を得て、得られたろ液をゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で分析して得られたチャートのピーク面積をS2’としたときに、 A2=(1-S1’/S2’)×100 で算出される、該顔料に対する該非晶性樹脂の吸着率を示す。) 該顔料に対する該結着樹脂の吸着率A3が、15%以下(ただし、A1<A3である場合を除く。)であり、 (A3は、 50mlの耐圧瓶中において、該顔料1.0gと該結着樹脂0.1gとスチレン16.0gとn-ブチルアクリレート4.0gとガラスビーズ(直径0.8mm)30gとを混合した液を、ペイントシェイカーで10時間振とうした後、振とう後の内容液を遠心分離器で分離して上澄み液を得て、得られた上澄み液をゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で分析して得られたチャートのピーク面積をS1’’とし、50mlの耐圧瓶中において、該顔料1.0gと該結着樹脂0.1gとスチレン16.0gとn-ブチルアクリレート4.0gとを混合した液をろ過してろ液を得て、得られたろ液をゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で分析して得られたチャートのピーク面積をS2’’としたときに、 A3=(1-S1’’/S2’’)×100 で算出される、該顔料に対する該結着樹脂の吸着率を示す。) 下記式(2)で示される相溶化度が70%以下である 相溶化度(%)=(1-B1/B2)×100 (2) (式(2)中、 B1は、該非晶性樹脂と該結晶性樹脂とを9:1の質量比で混合した樹脂混合物を、30°Cから200°Cまで加熱し、次いで200°Cから0°Cまで冷却し、次いで0°Cから120°Cまで加熱し、120°Cで5分間保持した後に、120°Cから0°Cまで冷却したとき(2度目の降温過程)、示差走査熱量計で測定される、2度目の降温過程での該結晶性樹脂の結晶化に由来する発熱ピークの発熱量(J/g)を示す。 B2は、該結晶性樹脂単独を、30°Cから200°Cまで加熱し、次いで200°Cから0°Cまで冷却し、次いで0°Cから120°Cまで加熱し、120°Cで5分間保持した後に、120°Cから0°Cまで冷却したとき(2度目の降温過程)、示差走査熱量計で測定される、2度目の降温過程での該結晶性樹脂の結晶化に由来する発熱ピークの発熱量(J/g)を示す。 ただし、B1およびB2において、該樹脂混合物および該結晶性樹脂を加熱するときの昇温速度、または冷却するときの降温速度は、いずれも10°C/minである。) ことを特徴とするトナー。
IPC (3件):
G03G 9/087 ( 200 6.01) ,  G03G 9/09 ( 200 6.01) ,  G03G 9/08 ( 200 6.01)
FI (5件):
G03G 9/087 325 ,  G03G 9/087 331 ,  G03G 9/09 ,  G03G 9/08 384 ,  G03G 9/08 381
引用特許:
出願人引用 (13件)
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審査官引用 (13件)
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